算数総合テスト。

今回の合格点は60点。
6年生の8名いるうちの
6名が突破してくれました。
今回の単元は特に受験に
直結する超重要性単元で、
しかし難易度は高めであり、
さまざまな対策風景が見られました。

これまでずっと算数で下位だった子も
たくさんの対策を契機に実力をつけ、
基本的な内容をきちんと
クリアしていて驚きました。
本当によく成長しました。
普段からコツコツ月曜日に通い、
質問をし、問題を解き続けた結果が
ハッキリ表れましたね。
もう月曜日に毎日通い
一年くらい経つ子もいますが、
点数以上の力をつけてきており、
あとは時間の問題です。
ぐっと伸びてくると思います。

今回の試験は、私立入試のレベルを
少し超えているレベルの問題の
出題も多かったのです。
対策期間が長かったこと、
出題する問題を明確に
設定していたことが理由で、
対策を確実に組めていなければ
得点に結びつけるのが
難しい試験だったといえます。
つまり、ハッキリ対策したかしてないかが
表れる試験だったのです。

もう6年生ですから、一つ一つが
現実に結びつく大切な時期です。

こんな時期にのんびりしていると、
試験に落ちる確率が高まるとともに、
万一「受かってしまったとしても」、
絶対に授業にはついてゆけません。
わたしは別に無理に受からせようとか
思ってはいません。
もちろんそれも可能ですし、
やってくださいと言えば、
泣いても、吐いても、鬱になっても、
どんな手段を尽くしても
やらせることは可能だと思いますが、
(それも、プロとしての仕事の
ひとつかもしれませんが)
中学入試というのは、
受かりたい子が受かるべきで、
そうでない子は譲るべきだと
思っています。
わたしにとって大切なのは、
入学後のモチベーションであり、
入学後のパフォーマンスです。
これを維持できないのならば、
何のための受験なのか?と思います。
頭良くて受かっても、
そのあと努力しないなら
その席は早くやる気ある子に
譲れるような仕組みが
欲しいくらいです。
自分を変えようとする力こそが
この年代にはとても重要です。

やる気ない子は、受験させない方が
むしろよかったりします。
下手に受かってしまって高飛車に
なると共に、入学後に一気に心を
折られるよりは、もっと
ゆっくりと現実を見た方が
良いと考えられます。
戦うには幼すぎるからです。

今日、わたしがとても期待していた子の
うちの一人を諌めました。
泣いていましたが、
「その涙には意味はない。
確かな行動の変化が必要。
日々の生活習慣から
ハッキリ変えないことには
何も変わりはしない。」
とハッキリ伝えています。

自分というのは、ある意味
他人以上に変えがたい
存在かもしれません。
しかし、まだ幼いほど
それは変えやすい。

その子の問題だけでなく、
さまざまな複合的な要因も
あると思いますが、
結局最後は自分の判断です。
その判断に責任を持てるような
人であって欲しいですし、
できなかったことを責任転嫁するような
人間には絶対なってはいけないのです。

kojinkai

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