2023.09.30 01:11美しい英作文。中3は今、授業冒頭では黙々と英作文に取り掛かります。手抜きに見えますが、今生徒たちに一番必要なのは、派手なトレーニングではなく、地味な気付きの方です。流石に、2から5年はわたしと学んできた子たちなので、根本の考え方は長い子ほど私に類似しており、また、熱心な子ほど私に類似してきます。しかし、いまこの子たちの伸びがいまいちな理由はどこにあるのか?学習が大雑把で詰めきれない、細かな不明点がちょこちょこ各単元に見られて詰めきれない、そんな小さなミスの蓄積にあります。数学なんかも、簡単な問題を軽視しており、未だにただ数え上げればいいだけの確率の問題ですらミスが出る子もいます。国語は強めですが、特に、理科と英語です。理科は従来から割と苦手な子は多かったですが、英語...
2023.09.30 01:00ゴリ押す力。算数が得意な子は、謎の突破力を持っています。絶対に諦めずに具体的に答えを導こうとします。その姿勢は、小学生の時にハッキリ表れます。真面目に公式を覚えたり、難問の解法を覚えたり、そういう時間ももちろん大切なのですが、既存の持てる知識を駆使して無理矢理にでも一回答えを出そうとする子は、後々大化けします。例えば鶴亀算なんか。こんなの、解き方分からなくても解けてしまいますからね。五十円の切手と八十円の切手を合わせて10枚買って、金額は590円でした。では、何枚ずつ買いましたか?確かに、解き方を教えると早いのですが、私はこの単元に入る段階で、導入で、小テストに「考えてみよう」の問題を作り、一旦はその解決能力を見ます。やはり、その後の習得や運用が優れる子は、一回答...
2023.09.29 01:00解き直してよかったね笑小4は算数総合テストでした。前回の模試で、私は生徒たちに結構叱ったんですよ。「なんで余裕ぶって解き直してみなかったんですか?それがこの結果です。しょうもないミスばかりして自分は完璧だとでも思ったのですか?」一番私から前回叱られてた子は今日はとくに注意深く解き直しをしていたのが分かりました。「あ、やべ…」「あ、ここもだ、あぶねえ…」解き直さなければダントツで最下位でした。笑計算ミスだらけで、私はヒヤヒヤしながら答案を見てましたが、解き直しが功を奏していました。これを機に、解き直しの大切さを理解してもらえたかと思います。笑本当の話をすると、解き直し以前に、一発で正確に答えられるように日々努力することのほうがやはり望ましいのです。それは常に、日々の取り組みの...
2023.09.29 01:00満点×暇=良好5年生には先週伝えました。「学習テーマは、宿題とは違う。身についてないなら遂行したとみなされない。小テストでそれを測る。満点をとれるよう対策を頑張ってみて下さい。」一人、あっという間に解き終わり、明らかな対策の証をそこに確認することができました。「解き終わって暇だったでしょ?それがやり切った証だから。気持ちよかったでしょ?満点。うちで1位を張る子は毎週その次元に当たり前のようにいるよ。」小テストは、挑戦や諦めの時間ではありません。自分の一週間を証明する時間なのです。褒められ待ちもなく、アイコンタクトだけで、私と生徒が納得し合う。最後はそんな関係へと変化してゆきます。努力に他人の評価が要らなくなる、自分と向き合って勝利したことに満足できる、そんな次元にと...
2023.09.29 01:00英文の精読と英作文の仕上がり。中学生がまず1番大切にしなければならない英語学習は何か?それはまず、英文の徹底的な精読かと思います。単語を覚えるとか云々以前に、英文の構造、文法を的確に理解しているかどうか。つまり、和訳を見れば理解度は一目瞭然です。英語の点数が低い子の和訳の精度はとにかく低いです。これはどういう状態かと申しますと、教科書の英文を自力で読むことに限界が生じ始めている、ということです。英単語なんかは、覚えようと思えば無理矢理にでも一定程度は覚えてしまえますし、文法も、領域を区切って教えればそれなりに対処できてしまいますが、結局、英作文になったり、文法が混在する英文に出会った時の対処能力に不足を感じます。英語、とくに中学英語こそ、教科書が重要です。分かってませんよ、中学生は...
2023.09.29 01:00平面図形と比の最終回。6年生は、最も難しい領域の一つを学んでゆきました。ハッキリ言って、近隣の学校を受験するならばいらないレベルですが、私は、生徒たちに今の時期は色々学ばせておきたいと考えております。遠回りのように見えて、実は色々苦心しながら学んだことが、既存の学びを再解釈するきっかけになったりしますから、「必要なこと」ベースで矮小化させるべき時期ではないのかな、と思っています。対象を具体化できること、未知の問題の攻め筋を考えることができること、そしてこれは最も大切なことの一つですが、何より、数字を量として捉えられる素地をきちんと作ること。単位量、割合、比、図形。あと1ヶ月で予習シリーズは終え、重要単元の学び直しを行ってゆきます。一気に詰めて、受験に突入です。ここからが、さ...
2023.09.27 01:00いよいよ詰めに。中3は課題量も「それなりに」増強され、自宅でもかなり受験生らしい姿を見ることができるようになってきたのではないかと思います。定期でナチュラルに英作文を書き続けること、文法並び替えなどの問題を3領域、数学も週に合計4から5領域、国語は論説、物語、国文法、理社は2領域ずつ、それに加えて先に進めたらもう一段次元を上げた問題集を配布すると伝えた子たちは、来週、再来週の分と進めながら、復習まで回ってもらいます。自宅学習含めて日に2〜4時間はやる計算になります。苦手領域がある子は追加で自習に来ながらアドバイスももらっています。毎日やればやるほど不足に気付き、やらなければならない気持ちが高まってきます。3月段階までに30点は引き上げ、MAX50点ほど引き上げます。今...
2023.09.27 01:00誕生まで100日。受験期に若干ながら影響が出そうなのもあり、誕生してからのご報告でもよかったのですが、あらかじめお伝えしておいた方が良いと思い、月曜の子たちから順次ご報告させて頂いております。来年1月を出産予定日として、新しい命が、代表の一家にも導かれてきたことをご報告いたします。性別は男の子。毎日すくすくとお腹の中で成長し、必死にお腹を蹴ってはスヤスヤと眠っており、大変愛おしく思いながら今の時間を過ごしております。受験への影響ですが、出来れば出産には立ち会いたいと思っており、1日だけ、我儘を言わせて頂ければ、と、思っております。ただ、授業日に被らないことも考えられるため、全く影響が出ないか、あるいは1日だけ影響が出るか、といったところです。まだお便りが届いていないご家...
2023.09.24 01:00三角比忘れ過ぎ、、!高校1年は、順列組み合わせを先週までである程度全て予習させ、授業がまだ余力があるので、三角比の復習をしてゆきました。これはビックリ、と言わんばかりの吹っ飛び具合でした、、、早急に復習をさせましたが、問題の1/3を補助付きでしか解けてない今の習熟度ははっきり言ってかなり微妙だと言えます。来週までに、教科書の問題でいいので再度三角比を全て演習、その後、類比のBレベル以上を演習していかなければ遅すぎる忘れっぷりでした。もとより、反復に高をくくる傾向が高い子たちでしたので、心配はしてましたが、改めて引き締めるように伝えました。県一斉模試で順位が上がったとかは刹那の出来事。常に時間は前進していますし、高校生の時間は特に価値が高いです。慢心せずに真摯に向き合いまし...
2023.09.24 01:00等積変形と一次関数の復習。図形の証明や面積系の領域がある程度終わりを迎え、等積変形と一次関数の融合問題をもとに復習も同時進行で。最初は本当に覚束なかった一つ一つの動きもある程度安定してきて、ホッとしてます。まあしかし、本気でやってくれない子は必ず時間が経つと忘れてしまうのと、ここは関数でもかなり重要どころなので、中3までに5回はし直すんですね、事あるごとに。まあ、これからの模試でも頻発するので、早めに重要性に気づいてもらえたらいいなと思っていますが。ところで、最近英語が中2の間でブーム化してきてるようですね。いっつも英語書いてますね。で、分析してます。結局英作文できないということは、意味わかって英語書いてないってことなので、多少苦しくとも今はなんどもなんども英作文させます。まあ...
2023.09.24 01:00見たことない証明の形。中学1年弘学館生は、図形の証明に既に入ってます。かなり早いですね、体系数学のカリキュラムに乗っているのと、代数幾何が並行してガンガン進むので、もう、今の中2の子の実力は遥かに凌駕しています。弘学館に適性のある子の学びは本当に恐るべしといったところです。本日は、証明の中でも癖のあるもの、プロセスが長いもの、など、色々紹介して解いてもらいましたが、その子の強さは、分からなくても既存の知識から編み出してくる強さにあります。本日は、従来の子からはおよそ発想が出てこない優れた証明プロセスを見て、はー、これはすごい、おもしろいな、と久々に舌を巻きました。来年度は本格的に「高校への数学」を導入し、その子と一緒に遊ぼうと心に決めました。この子は公立に通っていたら100...
2023.09.23 01:00学習スケジュールについて。5年生たちには、授業で少し話をさせていただきました。この学年は本当に繰り返し学習をしない子が多いです。夏休みを経て、5年生がここまで勉強しないというのは珍しいと思うくらいです。「宿題」という概念に囚われているのだと思います。私が指示しているのは、求めているのは、提出される課題の達成ではなく、自分がその週で学んだことを最大限深く理解する、ということです。なので、毎週渡す紙には、「課題」という言葉を使っておらず、学習テーマ、と名前をつけています。繰り返してもらいたいものは、その旨記述しています。提出すればいい、という感覚は、早めに終わりにして欲しいと思っています。まあでも、叱ってもしょうがないので、今週からとりあえず、算数は全部完璧にできるようになるまで、...