2019.09.29 01:00負けず嫌い。分からない、と言いたくない。どれだけ時間をかけても自力でそれを分かるようにしたく、熱心に取り組む姿を見ると、本当に面白い子だと思います。自己流でなく、徹底的に真似る。そこから、自分の技になるまで磨き上げる姿を見る、そのプロセスを共にすることはかなり面白いのです。自己流になったり、勝手にプロセスを省いたり、そういうことをする子は手続記憶が弱く、すぐ教えられたことを忘れてしまいます。徹底的な根本的なことを反復する習性というのは、幼い時から身につけられて長くその子に備わるものなのでしょう。
2019.09.29 01:00逃がさない。「絶対全部書けるようになってもらう。それまで絶対逃がさないよ。」中学二年生の単語テストは続きます。基本的な覚えるという学習が疎かになると、根本的に様々な学習が成立しません。週2回、一発合格ならば週1回英単語テストを行うようにしました。覚える意識が強くなれば日々机に向かう時間もだんだんと増えるようになってきます。志望校合格だけではない、合格したあともちゃんと維持できるだけの力を身につけさせてあげたい、努力が見えれば見えるほどその気持ちが強くなります。前回より英単語は確実に書ける量が増えていましたが、全て書けないなら無慈悲に課題が増えます。当たり前にできるべきことをまずは当たり前にすること。ここから、全ては始まります。
2019.09.29 01:00思い出型記憶。子どもそれぞれの勉強を見ていると本当に様々な性質を持つ子がいるなと思います。その中でもかなり面白いのが、思いっきりエピソード記憶型の性質を持った子です。ストーリーや理屈がしっかりしていると全く忘れないのですが、単純暗記とか自分が嫌だと思って向き合う時間が少なかったりすると全く覚えられない。ある意味ちゃんと教えるとすごいタイプです。が、昔からムラがあるのが玉に瑕。癖はありますが面白いのです。一つ一つ、私が教えたことを丁寧にメモし直して全て頭にすっかり落とし込めるまでそれを見つめています。勉強面ではここ最近はかなりペースが早く、熱心に勉強もしています。まあ、この子に限らず、前会った時と、次に会った時の思考が有機的に結びついている感覚になる子は、普段からよく...
2019.09.29 01:00自分で証明できた!高校1年の子は、問題を普通に解く中で、別解の中線定理に出会いました。「それ、証明してみたら?」丸投げして10分ほど経ち、彼はそれを9割証明してしまいました。あとは、cosの180-θの値を変換したら終わりだったのですが、まあ直前まで自分で示せたという点で一定の評価をしました。それから、その定理を利用して解けそうな問題を解き、証明したらよく分かるし、すごく楽だ、と言っていました。高校1年は、すべての定理を証明させてます。教科書に載っているものも多いですが、公式的に覚えているだけの知識も多く説明すれば、たったそれだけなんですか?と驚いたり、理解を深めたり、そのことによって応用問題への思考を深めたりしています。根本的なことをいかに理解するか。それは、応用問題...
2019.09.28 01:00ウラン採掘者の被曝。小学5年生は、エネルギー問題についての授業を行いました。様々な地下資源やエネルギー開発について学ぶのですが、とりわけ力が入るのは原子力発電にまつわる問題です。今年は、発電所の問題のみならず、ウラン鉱石の採掘者に関する問題にまで発展させ、指摘しました。二酸化炭素を出さない、エネルギー効率が良い、耳障りの良い言葉とは裏腹に、原発問題が起こる。しかし、それ以前に、我々がウランを利用するために犠牲になってきた人がいたということを忘れてはならない、と。まるで道徳のような授業でしたが、子どもたちの胸に響いた時間だったのではないかと思います。
2019.09.28 01:00投票の問題。小学5年算数は、投票の問題に取り組みました。量の考え方においてはなかなか応用的な問題です。そして、佐賀県内の入試では投票問題の出題はほとんどないと言ってよく、受験だけ考えればあまり要らない内容とも言えます。しかし、不思議なもので、全く関係のないと思っていたことも考えるトレーニングを積むことで、同じように量の問題を考える際もそのような考え方をしたことがいきて、別の問題を解く際に役に立つことが多い。算数において、特に文章題が解けなくてという相談を受けることが多いのですが、基本的に、量の概念をイメージする力が弱いから文章題が解けないことが多いのです。だから、中学受験ではその量を可視化する。図を見ながら量を理解する。そして、そこで得た量の感覚の理解を生かして、...
2019.09.28 01:00実力テスト。夏休みの実力テストは、附属中の平均が208くらいで、比較的易しめな難易度でした。しかし、そんな中でもとりあえずは附属に通う塾生全員が200点を超えておりまして、順位的には個人的には満足のいくものではなかった子もおりましたが、それはこれからの課題として、特に勉強方法の面で新たな指示を出してゆく必要があるように思いました。しかしその難易度であったとしても、やはり200を超えるかどうかといえばこれまでのままでは難しい子もいました。よく頑張っていたなと思います。まだまだこの子たちは余力がありますが、なんとなくまだ勉強に取り組んでいるだけで本当の意味で向き合えてはいないと認識しています。いかに中学受験期に鍛えても、やり残したことはたくさんあるとそんな風に思いまし...
2019.09.28 01:00分からないことをどうするか。基本的な、分からないことに対する戦略として何をするか。究極、真髄はここにあると思います。そして、それについて根本的なことを改めて確認しておきたいと思います。まず、モチベーションについて。これは、毎日やるしかない。やる気が出るまで待つとか、そういう緩い考え方は常識的に考えて存在しない。毎日やるから、自分の不足点や成長点を認識でき、それゆえに人は動機付けを得ます。行動なしに気持ちはついてはきやしないのです。次に、分からないことを分かったことにしないこと。ある程度勉強できるようになると丁寧に調べたり、間違ったことを赤で直したりしますが、それが作業化してなんも頭に入ってない、あるいは、頭に入ったかどうかのチェックがおろそかになっており、要は見直しをしていないの...
2019.09.28 01:00エアコン完治。ここ最近エアコンの効きが悪くなっていまして、室温がなかなか下がらずご迷惑をおかけしておりました。早い段階で修理依頼をしておりましたが、なんとか今日本社の方に来ていただき修理が完了いたしました。温度センサーの故障により室温を正しくエアコンが認識していなかったようで、それを入れ替えただけで見違える機動力を発揮していました。今日の生徒さんも、なんか寒いくらいだということを仰っていましたので笑、効きについては問題なかろうと思います。しかし、たった一つ故障するだけでここまで違うのかということを知れたという点で勉強になりました。人間の学習機能も似たものかも知れません。睡眠時間はしっかり確保しましょう(^^)
2019.09.27 01:00次回、開国。小学6年歴史は、江戸時代のラスト。日米修好通商条約を結んだところまで。日本史のみならず、世界の状況も説明してゆき、なぜ日本が開国に踏み切っていったのかというバックグラウンドをしっかりお話ししてゆきます。明治まで終わり切りますとあっという間。公民は、必要なところまで終わり切りましたら過去問演習に移ります。社会は11月の後半くらいかと思われます。算数は11月には過去問演習に入ります。いよいよ、入試直前期の、最も面白い時期に突入します!早いものです。入試まで2ヶ月余りです。入試を終えても、やることはあまり変わりませんが…
2019.09.27 01:00しっかり取り組んだ後の小テスト。小学4年生たちは、算数の課題を反復方式に変更し、自宅でも取り組んでもらいました。いくつかのご家庭では、親御さんたちにもお手伝いいただいたかもしれません。感謝いたします。本日は一問、考えたことのない、しかし今までの考え方を組み合わせた応用問題を小テストに入れていました。このような問題が一問入っていると子どもたちの気合いも変わります。特に、努力してきた週は。どうしても最後の一問をきちんと解きたいとそれは熱心に図を描いて取り組んでくれていました。文章題が苦手というのは、算数でいえば、文章から具体的な数量をイメージするのが苦手ということです。ですから、数量をできる限り見える化して、イメージしてもらう。そのことによって、算数の数量をイメージするトレーニングを行う...
2019.09.26 16:48中学生の学習。今日、中学3年生には、小学5.6年生がどれくらい勉強しているか、その課題リストを渡してゆきました。中学生は、部活や学校での活動で時間も意識もとられてゆくので、相対的に勉強時間が少なく、しっかり詰めていくイメージで机に向かわない傾向が見られると真面目に課題をやっていても結果が伴わないこともあります。この世代は、小学生時から高い意識で学んできた子は少ないため、どうしても基礎認識の面で弱くなる領域もあり、相当頑張っていかないともし志望校へ合格したとしてもケツからスタートすることになり、勉強自体についていくことだけでも大変になることは見え透いています。そんな中でも、授業後に静かに私のところにやってきて、ここの理解が不足しているから補足の問題として何を解いたらよ...