2023.02.25 01:00課題以外で見えるもの。通塾キャリアの長い子の課題の取り組みを見ていますと、本当に自分で何をどうすればいいのかが分かって学んでいるということがよく分かります。覚える事柄については、☆、△、○と色々分類されて、日々向き合う内容の絞り込みが徹底されており、自由課題である英語の書き取りも、3週間もなく、2冊目に突入し、毎日当たり前のように取り組む、ということが徹底されています。だから、課題がちゃんとできているとかいうのは当たり前で、課題をどう自分で解釈して自分のものにしてゆくかという次元で取り組めているのです。だから、凡庸ではないのです。6年生で受験を終えると、バーンアウトしてしまうなんていう話も耳にしますが、うちは逆です。むしろ、今の方が生き生きと新しいことの習得を楽しみます。小...
2023.02.25 01:00平方根の計算の攻略。平方根ほど計算が煩雑なものはなく、中3の計算領域の鬼門の一つとなる領域です。今日は四則計算までいきまして、来週は乗法公式の利用、そして、平方根の応用問題の深淵まで導きます。同時進行で、現在は新中問発展編の章末にある展開や因数分解を利用した最も難しいランクである難関高校にアクセスの問題まで取り組ませています。基本的に初手で攻略が難しい問題が並び、研究がいる内容なのですが、よく頑張っていると思います。こんな暇な時期には、負荷をかけるのがいいです。今、数学においてはこれまでで一番くらいの負荷をかけています。計算力は、数学の要なのです。がんがんいきます、復習時間は十分に取ってください。一回解いたくらいでは身につかないものの、このタイミングで身につけておくと強烈...
2023.02.25 01:00都立の自校作成問題。中3は既に、佐賀県の過去問を5年分ほど解きました。5教科の合計を平均しても絶対落ちない水準に達しており、これ以上佐賀県の簡単な問題を与えてばかりではいけないと、都立の自校作成問題に取り組ませるようにしました。ネットからダウンロードできますしね。各々ひいひいいいながら楽しんでます。自校作成は10校あるのですが、ざっと見ても本当に質のいい問題が並んでいて、佐賀県の問題が解けるからといって安心している子に喝を入れるには必要十分な内容です。足りない子は、がんがんネットからダウンロードしてしてみるといいかなと。個人利用なら問題ないですしね。佐賀の過去問は、一部難易度が高いものも含まれますが、一般的に易しい問題の比率が高く、これだけ解いて西高に行く、なんてのは心配...
2023.02.25 01:00総合テストに向けて。4年生は総合テスト対策です。小数の分野からスタートでした。積み上げてきた経験をもとに、これまで時間がかかっていた内容にも手がかからなくなってきており、成長を実感していますが、本格的には再来週の新しいテキストに導入してからです。4月からは地理も理科もスタートしてゆきますから、色々変化の多い時期となります。小学生で最も変化するのは、4、5年生の過渡期です。成長のタイミングを逃さないよう、預けてくださっているご家庭にも感謝しています。最適なタイミングでテコ入れする、というのが、塾を利用する醍醐味の一つでもあります。是非、一緒に成長を楽しんで行けたらと思います。
2023.02.23 01:00聞いて得る力。この時期は生徒数も増える時期で、本当に様々な新しい知見を私自身得ることが多く、勉強になっています。とりわけ大切だと思うのは、聞く力。技術的に聞く力です。根本的に、小学生の時からずっと通う子は、文化的に、人の話は漏れなくメモする、見返す、解くときに参考にする、一旦家で向き合ってみる、わからなければ質問する、という当たり前の動きが完結しています。私は、余談ですら生徒たちの役に立つ情報を与えていますし、それをメモする習性が幼い頃から完全に習得されており、ほとんど阿吽の呼吸で会話、思考が成立します。だから、中学から新しく入るとかいう生徒のスローペース感に時々苛立つこともあります。仕方ないとは分かりますが、こんな状態で、小学校の授業の何割を理解したのだろうか?と...
2023.02.23 01:00機械体操。笑漢字テストでのこと。「跳び箱などのキカイ体操が得意だ。」に対し、機械体操、と。「それ、ウィーン、ウィーンのマシーン体操だからね…」に、生徒はめっちゃウケてました…笑4年生は無邪気で心配も多い学年ですが、お任せいただいている以上、締めるとこは締めて、カリキュラムにしっかり乗せて、実力形成に臨んでゆきます。時間はかかりそうな学年ですが、やらないよりはるかによかったと、比較することもできませんが、そう思っていただけるように力を尽くします。一番変化するのは、しなければならないのは、5年生段階です。ここでどれだけ変化できるかが、その後を大きく占いますから。
2023.02.23 01:00連立方程式最終例題。今日は、連立方程式の最終の授業。来週1週間の期間を置いて、中1内容を含めた「総合テスト」を久々に中1で実施します。私の理想とする理解度をこの子たちがどれだけ備えているか?この学年は、伸びた子もいれば停滞した子もいましたが、伸びた子ですら足りない、到底志望校を自由に選べないであろう子も少なくはありません。一旦締める意味でも、順位や点数を公表し、立ち位置を明確にしておかなければならないと思いました。昔から通う子たちには久々の総合テストです。ここらではっきり、足りないということを理解してもらう必要性を感じていました。実力テスト200点?甘いですね。220は超えないと。なぜ点数が取れないか本気で考えたことはあるのか?本気で考えてはいないでしょう。今回は全て公表...
2023.02.22 01:00英語の総復習。中2は、現在の文法と並行して、中1からの文法の復習もスタートしました。be動詞、一般動詞、今更?と思うかもしれませんが、実際問題、英作文においてビックリするくらいミスが出る領域の一つがここ。現に、成績いい子もポロポロとミスが出ておりました。受験期にこんなミスしてたらちょっと叱ってしまうレベルのミスも散見されます。そのミスを!安易な凡ミスと見るか否か!ここです。結局、英語で9割乗らない子の、満点を取りきれない子の、根本的な甘さは、一見簡単に見えることをさせてみたときにハッキリと現れるのです。確かにこの学年は2学期に大きく英語にテコ入れしまして、文法面でも読解面でも、目に見える成果を上げました。一方で、まだパッとしないのは、やはり、一つ一つの、易しいと思い...
2023.02.22 01:00本気の勉強が必要な時期。5年生の小テストを見ていて、やはり、どれだけ自分で向き合ったの時間に比例して成果が上がっているのがよく分かりました。初めの頃は2名突出していたかに見えましたが、今のところは下の成績から始まったある子の快進撃が凄まじいです。まだ模試の結果などにはハッキリ反映されませんが、中学高校と上がってゆくにつれ、どんどん大成してゆく器となっているのが分かります。それは何かというと、「圧倒的にやりきってきたという安心感を覚える」ところにあるのです。この子は何ができるか、より、この子は今週もきちんとやりきってきた、と。向き合う物理的な時間、分からないことを割り切る要領の良さ、解説を読み切って解き直しまで踏み込む強さ、どれも、今後の学習習慣形成にとって大切なことです。特に...
2023.02.16 01:00体験に来た子たちへの感想。2月はほんとうに体験生が多い月でした。不思議と今年は個別からの移転組が多い年でしたし、私は基本的に他塾経験者は教えにくいというか、妙に前の塾の文化を引きずっていて私の本来の考え方を浸透させづらいところがあり、本当に正直なところで申し上げると、ついてくる気合いがないなら全て断ろうかなとすら思っていたところです。頑張りたい、という気持ちがあるというので一旦引き受けました。入ったからには学年上位を目指してもらいます。是非はありません。どんなスタートラインであってもいいです。しかし、向上心がない子を教えていても、「なんでこの子はここにいるのだろう?」と私が疑問に思うだけです。変えてくれるのを待っているだけの家庭、お子さんに変化はあらわれたりしません。塾は、変わ...
2023.02.16 01:00対策の練度。なぜ、6年生が今年、受験においてパフォーマンスが出せたか。中学準備講座を見ていてもハッキリと分かります。英語の書き取り課題について、私は今年は特にページ指定もせず、何ページやるかは個々に任せました。最低1ページずつという条件はつけていますが。納得いくまで書き取って覚えようとするために、必要な量はそれぞれですし、覚える感覚を掴めばその量は減らしてゆけますが、根本的に量をこなして初めて感覚を掴めるというのは初学者あるあるです。準備講座が始まって2週間経ちました。自由に書きとるノートの消費量が一番多い子は、すでに1冊が完遂しそうな勢いです。「毎日やること」の価値は説きましたが、この学年は瞬発力が高く、必要だと思う量、やり方を自分で考える力に長けており、「今一...
2023.02.16 01:00記述は結論から。30字や50字の記述となると、どうも頭からだらだら書く子が多いのですが、そのような思考法では全く記述の力がついてゆきません。記述は、結論部から始まらなければならないのです。その結論=述部にいたるための、主語や主部、修飾部を整えてゆく、かつ、同意反復や副詞をなるべく省いてゆくような抽象化の力、これが求められます。国語の思考法は至ってシンプルですが、何を解いても同じ思考で解決できるという次元に届くには、かなりきちんとした指導が必要になります。何度も同じ形式で思考させ、解答プロセスを辿らせ、問題形式を理解させ、思考法を定着させる。これが難しいところです。4年生の中には、その才が芽生え始めている子がだんだん出てきています。言葉選びができるようになると成長は早い...