2024.07.19 01:00リーダーを意識して。小1の子、集中力がまだ低学年で持続しにくいので、計算問題で時間を計りながら指導をスタートしています。これは、計算速度を測っているのではなく、測られているから集中する、という意識を持たせるためです。持続時間は少しずつ伸びてきました。さて、今日は字についてです。字を書く練習をしていますが、格段に字が上手くなってきています。上手に書けたら褒めて、すぐ次に移る、ということを繰り返し、ただ書くことではなく、意識して書く、ということが大切だということを伝えようとしています。「え、これすごい上手い!もうこれで合格ね!」「えー!もう終わり?」そう言いながらも満更ではなく笑、次も、その次も、じっくりお手本を見ながら、リーダーの位置を確認して真似しています。塾は習字教室で...
2024.06.07 01:00塾最年少。今日小1の子が入塾しました。楽しく通ってくれて私も親戚のオジサンくらいの気持ちでいます。笑まだこれくらいの時期の子は素直爆発でほんと可愛いですね。幼稚園児を指導しているので、ちょうど今年卒園した子たちを思い出しながら、あの子たちもこんな風に新しい道を歩み始めているのかな、とかふと考えます。先週気をつけてできなかったことを丁寧に気をつけてできたり、先週できなかった問題ができてしまったり、集中して問題に向き合う時間があったりと、本当低学年の子は変化が豊かです。この時期は、楽しく色んな経験をしながら学ぶ時期です。毎日習慣づけること、難しいものがあれば、発達段階をみながら無理せず、やりたいと思うことにチャレンジしてみること。ゆっくりでいいんです。できた!という...
2024.05.17 01:00仲良しがもたらす効果。小学生たちは、基本的にみんな仲がよく、休み時間も一緒に大富豪をして楽しんでいます。仲がよい、というのにも功罪ありますが、うちの場合それがよく働くケースばかりで、授業に早めに到着して、一緒に試験範囲の見直しをしたり、解き直しをしたりする時間がかなり増えました。この塾は集団指導を行います。集団指導は、講師主導のように見えますが、かなりのところ、生徒間の集団力学、集団心理を活用しており、個別指導よりも高度に心理作用を用いながらやることになります。講師の力量や、集まった生徒の性質にもよるところはもちろんありますが。あの子はこれだけやってるから、自分も!というような動きになりやすいのは小学生ならではで、良い例を紹介したり、褒めたり、時には叱ったりする過程で全ての...
2024.02.08 01:00双子君の体験。今日はかわいい双子君の体験授業に、わたしは心を癒されていました。体験では、基本の文章読解能力、計算の手法、習熟度の確認、新しい思考への柔軟性、試行錯誤がいる問題への持続力、などを見させてもらいました。途中のプロセスを見ればすぐに習熟度は分かりますし、何をどう考えているのかもおおよそ理解することができます。ご家庭でも熱心に取り組まれており、いかにこれまでこの子たちに真剣に向き合ってこられたのかが本当によく分かる回でした。今日やった問題の中にビルディングパズルがありました。実はこれ、最近大濠中でも出題がありまして、空間認識が成り立っているのかを確認できる問題の一つです。それ以外にもさまざまな問題に取り組んでもらいましたが、「楽しかった」の言葉が頂け、かわい...
2023.07.29 01:00はじめてのじゅく。低学年コースに、夏休み、読書感想文を学びに小さなチャレンジャーがやってきました。プレゼントでパズルも買ってきて、今日は導入だったので一緒にルール説明してやっていきました。めちゃめちゃ楽しんでました。笑一部、指導させていただいている幼稚園でも実施しています(^^)さて、まだ幼稚園あがったばかりで、私も毎年年長さんを見てますから「作文なんか書けるのか?」と全くの未知です。今年の目標は、素直な生活体験を具体的に描写することです。方法、テクニックよりも、らしさが出るような表現を意識しながらやれたらいいかな、と。あとは、接続詞を多用することです。色々まずは思ったまま書いてもらってますが、やはり文に接続詞が表れません。仕方ないのですが、使用経験のない文脈は、こちら...
2023.02.04 01:00目標を確かにした子の目。当塾は明確に、小学生からを基本とし、高校は西高以上を目指し、豊かに知見を広げて学んでゆくことを旨とし、中学部の指導はその延長にあります。西高合格も、上位合格できそうでなければ勧めないような進路指導をし始めました。向き不向きがある指導をする学校です。合格できるかどうかより、その後頑張り続けられるかどうかを問うようになりました。しかし、それは勉強が苦手な子を排除するものではなく、第一志望を決めたならやりぬきなさい、というメッセージを必ず添えて、力が足りないならばありあまる努力で補いなさい、と私はそう思って、手がかかる子でも受け入れてきました。やる気さえあれば。しかし、やる気ない子の比率が高くならないよう、入塾段階での体験で、勉強苦手な子には極力最初に厳しく...
2022.11.02 01:00一生懸命は静か。今日は幼稚園児の指導、低学年の指導を経て、5年生と中学2年生の指導がある日。1週間では割と濃い目の日です。幼稚園児に教えているのは基本的には具体物による数量認知、ワーキングメモリの強化、図形認知の強化、ルール思考、等々。これは教材の作り手にしか分からない世界ではありますが、徐々に私の狙った能力が育ってゆくのを見ています。集中し始めると、たかが幼稚園児などとは思えないもの。大変静かに、集中して、解決しようと試みます。彼らの毎週の状況を見ながら、問題難易度を変えてゆき、ギリギリ解決できて面白いラインを模索しながら指導の組み立てを行います。指導は、教材が重要。これは、大学である先生が言っていたことです。ただ、教材を選ぶために自分が何を相手に身につけさせたいか...
2022.08.18 01:00響く言葉を持つ子ども。読書感想文を指導し始めて結構経ちますが、子どもたちが書く文を見ていると、不思議な感覚になる子が例年何人かいます。決して上手に書けている感じは文面からは受けないのですが、どこか、真っ直ぐにその子の気持ちが伝わってくる文章というのがあります。作為的ではない、本当の素の気持ちが真っ直ぐに伝わる文章です。不思議と引き込まれて読み入ってしまうんですね。逆に、大学生のレポートを見る機会もありますが、上手なのに響かない文章というのもあるんです。自分の気持ちを文章に乗せる。意外と難しいものです。小学生のうちから、どこかぐっと引き込まれる表現を生める子は、学力とはまた別に才能をもっていて、その想いを伝える力がその後のその子の人生を支えてゆけばいいなと未来を想います。
2022.07.14 01:00読書感想文で進化しよう。今年も、4年生コースまでは読書感想文をガチで書きます。賞をとりにいく、というのは大義名分の一つですが、一番は、自分の書いた文に向き合う力をつけることです。4年生は、漢字テストに付随して必ず毎回3行以上の条件短文作成のテストを行っています。たった3行であっても、作文が苦手な子ははじめは時間内に1行も書けません。しかし、段々筆が進むようになり、今は3行でよいというのに、5行も6行も7行も書ける子も出てきており、話を膨らませる技術が身につくと書きたいことが飽和してくる現象を目の当たりにしています。しかも、ダラダラ書くのではなく、ストーリーの骨子がしっかりとしたものが書けるようになってきましたね。文章は、足し算と引き算の美学です。何を足し、何を引くと最も効果的...
2022.04.28 01:00偏差値70。6年は、4月模試の国語の難易度が高かったおかげで平均点が下がり、相対的に国語が得意な子の偏差値が高く出て、偏差値70を叩き出してました。70は、平均点次第なのでなかなかお目にかかる機会はないのですが、難易度が上がるほどに生徒の本質的な力がテストに反映されます。やはり、努力はそのまま結果に反映されてゆきます。さて、今日は算数は速さとグラフ。例年苦労しがちでした。この学年は全員4年次からの入塾で、本当に基礎中の基礎から、丁寧に丁寧に学んできました。これまでの親御さんとのご面談の中でも、4年から通わせてよかった、とか、もっと早くから通わせたらよかったとか、色々なお言葉を頂きます。3年までの低学年指導と4年からの集団指導の質が全く違うように、4年の学習指導と5...
2022.04.28 01:00素直は最強の矛。世の中を斜めから見る視点は時には必要なのですが、やはり素直はスポンジのよう。何を教えても、もう自分の中にその知識があったかのように吸収をしてゆきます。「覚えるってのは、やり直しが早いほどいい。帰ってすぐ覚え直してみて。」4年生には必ずかける言葉。根本的なことなのですが、習ったその日に一回覚え直すという行動を起こせることこそが重要なのです。低学年の頃の成績を伸ばす秘訣として、その日にどんなことを習ったかお風呂で毎日聞く、というテクニックがあります。これは、その日のうちの知識の確認につながります。その日のうちに覚え直してみたり、怪しかったらお風呂あがりにチラッと覚え直してみたり、学習が日常にすんなりなじむようなライフスタイルは幼い頃にはしっくりきます。「す...
2022.04.17 01:00直線の垂直条件。中学受験生、4年生相手には、正方形の内部に正方形を描くための条件についての指導をします。上の図のように、各辺を均等に比で分けると、内部に正方形を描くことができます。今回、中2の一次関数、垂直な直線の傾きを指導する際には、この図を活用して指導しました。内部の正方形をさらに直角三角形に分けると、ア/イに垂直な傾きとして、−イ/アが成り立ちます。つまり、平行は傾きが全く同じ、垂直は傾きが全くの逆になる、つまり、符号も逆ですし、数字も逆数になります。なるべく過去の内容に寄せる、そして、高校内容の指導に寄せる、バランスをとりながら指導を構成します。中学受験も高校指導もやっているので、いつも繋がりは必然的に意識をしながら指導してます。別に過去の内容から全く離れて新...