2023.01.28 01:00不思議と頷く。今、弘学館トップを走る高1生。小6の研究家の男子。小5の寡黙な努力家の女の子。小4の興味津々な男の子。共通点は、頷くこと。私が話した内容について、納得できなければ険しい表情、しかし、しばらく考えて納得できたら強く頷く、そのタイミングで、この子たちは納得したんだな、と私も頷く。あんまりいないんですけど、時々いるんですよね。すごく分かったとしっくりきたタイミングが分かる子。必ずそういった子たちは成績がすぐ伸びてゆくんですけど、それがなぜかは明白です。分かることと分からないことの区別が明確で、必ず分からなかったことを自宅でテーマにするからです。頭を動かせと言いますが、この、「物理的に動く」タイプの子は結構レアケースといいますか、自然とそうなるくらい、完璧を求...
2023.01.28 01:00髪を縛る子のタイミング。4年生のある女の子は、気合いが入るタイミングで必ず髪を縛ります。国語では最近毎回見られていましたが、算数では初めて見ました。本人は無意識かもしれませんが、無意識のルーティンがあるとこちらからはやる気が可視化されて随分分かりやすいです。あー、今回は算数も割と気合い入ってるのかな?と。4月を前に本格的に予習シリーズも本科がスタートしまして、いよいよ本格的に受験に向けた学習がスタートしてゆきます。国語も算数も大好き!となるには、特に苦手であった子たちは、スタートアップが大切です。真面目に取り組み続ければ、知らぬうちにパフォーマンスがガンガン上がるという感覚、半年から1年かけて、その感覚を作り上げてゆきます。そのためには、毎週毎週、手抜きなく、全力を尽くしても...
2023.01.27 01:00なぜ1位になれないか?1位を目指して勉強する、のでなく、1位であるための勉強をする。そのために大切なのは、分からないことはとりあえず後回しにする効率ではないかなと思います。逆行するように思えますが、大体要領の悪い子は、分からないことに初っ端から時間をかけすぎているんですね。分かりもしないのに、止まっているんです。時間も、思考も。それは、ほったらかすという意味ではなく、やはり、分からないことには時間がかかるので、「時間をかけてやる」必要が出てきます。しかし、そこに時間を割きすぎると当たり前にできておくべきことへの習得が並行しておろそかになりがちなので、とにかくできそうなことを完璧にすることが最優先になります。できるだけ早く、できそうなことを手当たり次第仕上げてしまう。タスクを...
2023.01.27 01:00地理総合テスト。小5は、地理の総合テストでした。今回が最終です。もう6年も間近になると、コツコツ頑張る子のパフォーマンスが、才能を超えはじめてきます。今回の総合は記述も多めでしたが、中学生顔負けの立派な文面での記述も見られるようになり、ボキャブラリーも増えたなと驚いています。成長を垣間見れる、良いテストとなりました。
2023.01.26 01:00中学入試最終結果。弘学館。全員合格。早稲田佐賀。附属。全員合格。外部進学も。今年は成穎、清和は受験者がおらず、豪華実績にはあげませんが、今年の学年に関しては余裕で突破するので行きたい学校以外は別にいいね、と受けない感じだったんですね。物理的に遠い学校はほぼ受けませんし。塾的には合格数も、個人塾ながら欲しかったですが笑、まあ、受験は当人たちのものですしね。今年も、大濠、附設、青雲、弘学館、をはじめ、上位校志願者は、関西圏、関東圏のトップ校の過去問にすらあたり、佐賀県内の学校のレベルの枠組みに縛られない対策を行ってきました。それは全て、合格に必要だったからではなく、その子たちの能力を育てるのに良いテーマがあったからです。結果的に、それぞれ行こう、行きたいと思った学校に進学す...
2023.01.26 01:00言葉選びの感性。今日の小4の物語文は、場面の読み取りがメインと思わせながら、因果関係が焦点となる内容でした。ほめてもらえなかったから↓悲しかった。いじわるなことを言われたから↓悲しかった。どちらが因果関係として最も適しているか?色々な子が書いた解答を分類して比較して、最終的には前者と後者の比較となり、後者が当然選ばれました。確かに!と納得することはとても大切であって、正解がどっちか?というよりは、どちらが解釈として正しいか?を議論する方が力になることもあります。この学年、今回は模試で国語がかなり伸びてましたが、細かい意味に接近する楽しさ、意味を厳しく詰めてゆく楽しさ、に、気づきはじめた所以なのかなと思っています。国語は、どう考えるか?という技が少ない教科ですが、少ない...
2023.01.22 01:003学期は英語を鍛える。冬休みまで、あれほどまでに英語英語でやってきましたが、まだ足りなかったようで、中1は、3学期に英語に大きくテコ入れしてゆく流れになりそうです。英語は中1でつまずくと、その後に大きく影響が出てきて手がつけられなくなります。英語は、努力の教科だとどの塾もいいます。継続的に読み書きして、当たり前のように読み書きできる、そんな状態でなければなりません。
2023.01.21 01:00ギリギリを垣間見る。4年は算数の模試でしたが、模試の内容は、量質ともに今の生徒にはギリギリを超えているものも含み、かなりあたふたとといていたので、認識のミスも出ていました。また、うちは5年半ばから学校授業のペースを上回り始めるので、この時期はまだ学校よりペースが遅く、従って、まだうちでは教えてないけど、学校では習った前提になっている問題もあり、そこは生徒の素の実力が問われるところとなります。逆にいえば、この時点での成績の一部は学校での授業をどれだけ理解できているかという指標になります。生徒たちの力がよく見える試験でした。
2023.01.21 01:00吉田松陰の享年。吉田松陰は、29歳という若さで亡くなりました。彼といえば、伝説の塾長の1人です。色々調べる中で最近亡くなった年を知ったのですが、かなり若くして時代のエースを育てたのだな、と。年代が近いと、伝わるものも多かったのかもしれません。身の回りにも、憧れの師匠を語る人がいますが、私も、歴史に刻まれることはなくとも、子どもたちの記憶に残り続ける指導者であり続けたいなと彼のエピソードを学ぶたびに思うところがあります。中2は本当に真面目な子が多くて、成績も基本的に上げ続けてますが、まだ、形骸的な知識が蓄積されているにすぎず、根本的に、知って感動する、分かるまで粘って向き合って、分かって感動する、というような機会が少ないかもしれません。なぜなのか、を問うことが根本的な学...
2023.01.20 01:00コツコツの強み。コツコツと学問を積み上げる子のメリットは、小さなミスが少なくなることにあります。それは、迷った時の判断も雑ではないということです。必ずこれまでの学習に立脚して判断するので、突飛なミスがありません。コツコツとした学習は決して中位層向けのものではなく、どの習熟度の子にも必ず必要なものになります。そして、どの年齢層の子にも。やはり意識のどこかにいつも身につけなければならない事柄があって、今日はこうしよう、明日はこうしよう、と考えているのです。そういう意味では、一番そこが抜け落ちているのが中1。次に小5です。真面目にやってる振りが上手い学年ですが、やはり成績は落ちてる子がチラホラいました。重点的にテコ入れがいるなと確信した模試の回でした。もちろん頑張って成果を...
2023.01.19 01:00漢字の音訓と模試。漢字の音訓識別が入る回の模試が弱いというのは従来からのあるある。これは大体どの学年もそうでした。今年の4年生は音訓識別には結果時間をかけました。かけた時間の対価があるか検証したかったからです。基本は、小さな「ゃ、ゅ、ょ」。「うんちくきつい」の音。あとは、二種以上読み方がある漢字の読みの比較。例外事項の整理。やはりどれだけやってもどの原則も100%の識別を可能にはしないので、音感というのはいつも大切になります。そこが難しいんです。今年はしかし、音訓識別で満点が出ました。久々だったというか、初だったのではないかな?と。しつこく練習するのはとても大切なことだと実感しました。どれだけやってもやりきったというところまではいきませんが、ギリギリの判断を磨くよいトレ...
2023.01.19 01:00久留米附設算数の過去問演習。今週末は久留米附設入試を控えているということで、今週まで全体で過去問を解きます。60分間、頭がヒリヒリするまで考えるあっという間の時間。解けなかった問題も、実はこれまで解いてきた問題の延長に過ぎず、解説されてみると実は大したことなかった、みたいな問題も多かったと思います。難問かつ良問というのは、一見して糸口が掴みにくくとも、実は解いてみると基本通りの思考しか使っておらず、それをなんとか掴もうとするところに思考のジャンプがあります。ただの奇問が並ぶだけの学校の過去問は使いません。価値がある問題には、惜しみなく時間を割きます。答えられないかな?と思っていた問題にも正答が連打します。良質ともに、この学年は今までで最高のものを与えてきました。辿り着けるかギリギ...