2024.07.29 01:00いちばんの努力家。6年生の女の子。通常授業の時も、早めにきて勉強し、授業が終わった後も1時間自習室にこもっています。土曜日も、中3のお姉ちゃんと一緒に来て、長い時は合計6時間ほど黙々と勉強しています。もちろん月曜日学習会も17時から19時半くらいまでやっていっています。勉強はどちらかというとそこまで得意ではないところからスタートしました。そしてはじめは、苦手なことにどうしても目がいきにくく、どうやっていいのがわからず、漢字と地理ばかりに偏りがちな勉強でした。しかし今は大部分が苦手な算数主体。学習時間の6割くらいは算数にさいてやっています。「苦手なのをなんとかしたいから」だそうです。勉強をする時は、テキスト、解説、授業ノートを常備し、間違えるたびに、どうやったらよかったの...
2024.07.20 01:00自習室の小学生。自習室利用は、高校生が一番多く、次に小学生が多いです。中学生は部活もあって利用率低めですが、中体連が終わった組から中3の利用も増えてきています。正直ほとんど中高生が利用するものと想定していましたが、よく考えると、これまで結果を出してきた小学生の生活を考えてみると、青少年センターの利用や、県立図書館の利用、朝5時起きからの学習、など、こんなことやってたのは全員小学生でした。それが、塾に置き換わっただけであり、基本的によく学ぶのは小学生に多かった感じです。そして、そのような生活習慣の小学生は、進学後に極めて高い次元で中学の学びを進めており、学校の授業を退屈しながら受けているようです。もっと佐賀県の私立中入試が多様なものであれば、最適な環境を考えて送り出せる...
2024.07.19 01:00リーダーを意識して。小1の子、集中力がまだ低学年で持続しにくいので、計算問題で時間を計りながら指導をスタートしています。これは、計算速度を測っているのではなく、測られているから集中する、という意識を持たせるためです。持続時間は少しずつ伸びてきました。さて、今日は字についてです。字を書く練習をしていますが、格段に字が上手くなってきています。上手に書けたら褒めて、すぐ次に移る、ということを繰り返し、ただ書くことではなく、意識して書く、ということが大切だということを伝えようとしています。「え、これすごい上手い!もうこれで合格ね!」「えー!もう終わり?」そう言いながらも満更ではなく笑、次も、その次も、じっくりお手本を見ながら、リーダーの位置を確認して真似しています。塾は習字教室で...
2024.07.19 01:00オセロを本気で究めるならば?小5は人数が増えてきており、それがどう作用してゆくのか静観しておりましたが、この学年は本当わけへだてなく仲良くなれる子が揃い、授業の時間がとても活性化します。今年は本当に良い方向に全体が有機的に進化してゆきそうで。たまにあるんですよね、全体の関係が実力を押し上げるような良い学年が。多少負荷をかけたり、これはダメだと叱ったり、そうやっても、みんなやってるから、と勝手によくなってゆく子はこういう学年からよく生まれます。さて、今年は、久々にオセロ熱がどの学年でも再燃し始めており、面白いことです。本気で特訓した者が集まり、どっかのタイミングでオセロのリーグ戦を学年を隔ててまたやってもいいかなと思っています。昔オセロ大会やったあと花見とかやってた時期も実はあった...
2024.07.18 01:00算数総合テスト6年。6年生は、今学期のテキストの最終タームの総合テストでした。難易度はかなり高い単元が揃い、問題集の基本的な問題はかなりクリアしてきてくれた子が多かったようですが、少しいじるとできなくなるのは、実は本質的な理解に届いていなかったことの表れでもあります。今回、練習量はかなり確保してやっていた子が多くて、基本問題、典型問題で問えばほとんどの子はかなりの高得点をマークしたと思います。中堅私立くらいの問題ならばするっと攻略するでしょう。しかし、「理解」に対する研究こそが学問であり、基本習熟の先へと学習を繋いでゆかなければ本当何が分かっていなかったのか?に到達しえません。そのことに気づいて欲しくて、問題構成を考えました。既に量は十分こなしている子がほとんどなのですが...
2024.07.17 01:00個々の結果と課題。5年生は算数総合テストでした。1位87点、2位86点でした。86点は2名いました。今回は、大濠中の過去問の改題も入れており、点数としては微々たるものながら、上位の子達はほとんど過去問の改題のところは全問正解していました。逞しく思考できるようになってきています。しかしながら、基本的に出題範囲に忠実に問題は作成していましたので、基本的な点数差は、基本問題レベルのところで生じていたと思います。さて、点数だけでは測れないところも当然ありますので、そこに触れてゆきます。今回、試験内容は、良質ともに少しだけ難化させました。しかし、トレーニング問題を頑張ってきた子たちの評価測定もしたいので、基本問題も大分散りばめましたし、配点も高くしました。その上での評価です。確実...
2024.07.13 01:00応用問題の中の基本に気づくこと。6年生の反復演習量は他の学年の追随を許さないほどの量を誇ります。もともと量的演習が不足していて、課題の対象化もままならない学習状況でしたが、それを克服し、内容を俯瞰できる子が増えてきています。次なる課題は、「分かってないのに解き直して間違える」の悪習慣を取り除くことです。結局、学習というのは理解こそが重要であり、同じミスをいかに繰り返さないか?というところに目が向いて、演習量を極力少なく、解ける問題の幅は増えてゆくような状態に仕上げてゆかなければなりません。しかし、反復練習のプロセスを無視していきなりここにジャンプしたところで細かいエラーはなくならず、物事には手順が必要なのです。量を一旦抑えて、向き合い、理解する時間、分析する時間を増やしてやることが、...
2024.07.13 01:005年の躍進。木曜日、地理のテストや算数を行っておりましたが、個々に様々な成長が見られてとても良い状態になってきていることを感じます。私自身にも目標意識はあり、小テスト状況や、課題の取り組み状況を見ながら効果測定を行っています。私の価値基準に照らせば、まだまだそれぞれに改善点は見られますが、それでも、ほとんどの子を2年とか3年スパンで見てますので、過去との比較という観点ではかなり成長していると言えます。新しく入塾してきた数名も結構野心が出てきており、コツコツ学べば成果が出る領域から少しずつ結果を出し始めたり、たった1日で結構膨大な量をこなせる子も出てきております。指導には、対話がとても大切ですし、評価がとても大切です。比較せず、それぞれに必要な言葉を少しずつかけてゆ...
2024.07.07 01:00自習室の面々。今日は、自習室に小学生や中学生がちょこちょこ来ていました。授業中はあまり自習室には赴けませんが、空いている時間に自習室に行き、アドバイスをします。分からない問題があって、手を止めている子がいました。「積極的にテキストやノートを参照して。分からなければ解説読んで。で、なんとか解けた、という問題の仕上がりは△だから、そういうものは繰り返して解く。すぐに解き直してもいい。一問一問を大切にして。」これは、答えを写して課題を提出しよう、という意味ではなく、結局何回も解き直しながら、習熟してゆくことが目的であるのが一点と、あとは、勉強が苦手な子はとにかく時間が止まっています。分からない問題を前に考えつきもしないひらめきを待っているのです。これは、健全な努力とは言え...
2024.07.06 01:00忘れないうちにやりたい。4年生は植木算です。きちんと作図しないとすぐ数字がズレるこの単元。一周目が終わった後、ある子がこんなことを言っていました。「忘れないうちにもう一回やっておきたい。」私はかねてからこの子は賢くなるタイプにもそうでないタイプにもなりうると思っており、その過渡期、岐路に立っていると思っています。研究に関心が向けば化けますし、俗物に関心が向けばそれなりのところでストップしかねない、どっちに転ぶのかな?と楽しみに指導していますが、今日この言葉を得られたのは一つの前進だと思いました。続けて学んでいると、こんなタイミングに何度か直面する機会がありますが、そこを生かすも殺すも、ご家庭での対話がかなりのウェートをしめます。今日関心を持ったこと、「もう一回やってみよう」で...
2024.07.06 01:00授業後のおかわり。6年生のある女の子は、授業時間30分以上前にやってきて、授業後は追加で1時間ほど復習をして帰ります。かつては自習室がなくて、こんな事象は見たことがなかったのですが、本当によく頑張っています。自習室では算数だけをしているので、漢字や歴史、理科はどうかな?と思ってみていますと、どのテストも全体では一番よく出来ています。自宅で、算数以外にもきちんと取り組んでいるのでしょう。私は、はじめから勉強ができて要領の良い「だけ」の子はその後潰れてゆく可能性が高いと思っています。これは、経験上ほとんど当てはまり、物理的な努力を必要な比重でかけられるようになると、それは方法として確立します。そして、いまは道具の少ない算数をやっていますが、これがひとたび数学となると、使える...
2024.07.04 01:00オセロを流行らせる。数年前、オセロは塾で空前のブームとなり、その後将棋ブームが到来しました。しばらくこういったゲームは影を潜めていましたが、ここにきて、再度ブームが到来しているようです。今年の夏は、オセロ将棋を再度流行らせようと思ってます。負け続ける子は、考えませんし、調べません。最低限負けないような方法があり、勝つために必要な方法があります。このような戦略ゲームを通して熱中することにより、必要なことを身につけようとする基礎的な思考を学べます。休み時間は必ずありますが、その間もたっぷり遊んでもらいます。ひいては、各教科全ては遊びにすぎず、考えることが楽しいと思えるようになってくれたらいいなと思っています。