「英文600文は軽い。」

 中1、中2のこの冬の成果は、物理的に英文を多く書き取ることにさほど時間はかからず、それによって英文の形を漠然と理解できたということでした。ノートは、最も英語が苦手な子はたった3回の授業で2冊潰し切りそうです。全30枚、60ページ。1ページあたり15文かいているので、1800文を突破。ある程度書き慣れて、ミスがなくなったら次の一手を打っていきます。

 

 この子達は、問われた問題に対して決まった形で答えることができるようになり、テキストレベルでのミスが格段に減りましたが、それでは英作文までこぎつけることが出来ません。英作文というのは、日本語から適切に英文を作り出す一種のコツが要るのです。

 

 来年度は、久々に公立中学生は『精選トレーニング英語』にお世話になろうかと思います。あとは、『スマートワーク英語』。基礎トレを積み上げられる良書だと思います。受験直前期は、『ウイニングフィニッシュ英語』で締めます。特に注力したいのは英作文の項目で、日本語をしっかり分解して英作文化するトレーニングを継続して夏休みまでしっかりやりこなしていこうと。しばらくは一つ一つの日本語に対して文型理解や英作文のコツについての授業を実施し、あとはトレーングに次ぐツレーニングです。相変わらずテストでミスれば10回ずつ書き取るのですが、まあこれくらいしないと英語を絶対にできるというレベルにまで矯正することはできないと思っています。定期テストや実力テストで点が取れるというくらいでは、英語を胸張って得意だと言い切れるようにはなりません。ちょっとしたことでミスをするような次元では、絶対的自信を持つことは不可能だと言えます。

 

 公立中学生は基本的に暇なので、どれだけ課題を課してもやれるだろうという安心感があります。”英語大好きゾンビ”の諸君には、冬休みを明けてからも存分に英語に取り組んでもらい、私はニコニコしながら喜んで課題を課しましょう。

 

 もちろん、数学も国語も理科も社会も手を抜かないので、平日忙しい方々は是非とも土日を活用して、自分に足りないこと、質問したいこと、それらを考え、”自分でさっさと教科書・参考書を調べて理解して”無駄な待ち時間をなくせる努力をしていきましょう。それでも解決できなきゃ相談に乗りますが、基本的に解決は自分でするものだという強い意識を持って、学問と向き合ってくださいませ。

 自分で勉強できる次元になれば、高校に入ってからも苦労せずに学習できるでしょう。そして、そうであるからこそ、高校の先生の授業が面白く感じられるようになることでしょう。

 


kojinkai

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