最長の英作文問題。

中学2年生の週2回行われる恒例の英作文問題に

過去最長の英作文を今回入れてみました。

(8)ですね。まあ使う英単語は

難しくはないのですが、これまでの彼らならば

そのまま空欄で出してしまうこともありました。

また、書いてもスペルミスのオンパレードで

もうどこから直していいのか分からないくらいの

状態であったのです。


しかし、今回は二人とも綺麗に書ききっていました。

その点に、この3ヶ月の特訓の成果がありました。


「私は私の家と町が好きです、なぜなら大きな家族と

一緒に共に住むことは楽しいことだからです。」

I like my house and town because living together with a big family is fun.

合計15wordsでした。

これまでは絶対書けないだろうと、まずは自信を

つけるところからだ、と敬遠してきた

ロングバージョンの英作文でした。

a が抜けていて△を食らって、「あ・・」と言ってましたが、笑

それ以外は綺麗に書けていました。


ちなみにこの話には続きがありまして。

そのあと教科書の音読をしたのですが、

「この英文をスラスラッと読んでいると、

とても英語を出来るようになった気がして

楽しい!」と男子たちがニカッといい笑顔だったんですよね。

この英文については、彼らが調子良さそうだったので

3回も発音を実施しました。笑


いつも思うのですが、スラスラ読めていないと

英文は本質的には読めていないし、書けもしません。

例えば上記のような長い文章も、お経のように

もごもご発音してリズムがない子よりも、

一定の区切りの位置を意識してまとまりで

読めている子の方が絶対に正確に読めているのです。

スラスラ読む、というのには、正しい

英文節の理解が内面化されていないといけません。

できない場合は、生徒が持っているテキストに

書き込みをさせて、物理的に英文を切断して

意味のまとまりを作らせます。

そうやって何度も何度も読む中で

文構造を掴むにいたったのです。


そして、この子たちの普段のテキストにおいて、

並び替え問題がずらっと丸連打で並ぶようになったのも、

もう自然な出来事のようになりました。

普段から英作文をやりつけているので、

並び替えはそもそも単語が書いてあるのですから

間違うはずがない、という次元になりました。


「君たちの英語は一定のレベルに達したし、

ようやく学校の授業にも追いついたよ。

だから、これからは授業では3から4ページずつでいい。

それで十分に学校の授業には間に合う。

家庭学習では他の教科にもバランスよく時間を割きながら、

学校から与えられている問題集を平日に

取り組んでいこう。」


私も、こんな日がくるとはなかなか

思えずに悩み続けた日もありました。

生徒たちもこんなことを言われる日が

来るとは思っていなかったかもしれません。

一緒に苦手だと思われたことに悩み、

試行錯誤してたどり着いた今なのです。


最近では、あまりに英語に熱中しすぎて

他が疎かになっていないかちょっと不安なのですが、笑

やり始めたら指導者があれこれ言わず、一旦

突き抜けてしまう方針をとるのも一つの指導です。

突き抜けすぎて、2度と苦手にならないと確信が

芽生えるほど基本が出来るならば、それはそれで

後々私の指導自体も楽になってゆきますし、

生徒自身にとっても自学できるようになるという

メリットがそこに生じるようになるからです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ