使いこなす次元とは?

無意識に道具を使いこなす次元とは?

我々昭和と平成の狭間に生まれた人たちは、
パカパカの携帯から、タッチ式の
スマホに切り替わる過渡期を
経験してきました。

あの当時は、こんな文字入力方式など
考えられもしませんでしたが、
今となっては直感的に即座に
フリック入力によって
文字を打つことができます。

勉強しながら、新しい知識や
考え方に出会う子どもの感覚は、
初めて私たちがフリック入力を
試みた頃の感覚に似ています。

新しいものを受け入れられない人は、
未だに携帯方式の入力をしている人も
いるかもしれません。

しかし、試行錯誤の末にフリック入力を
習得した人は、これまでの倍速で
入力をすることができるように
なったと思います。

新しいものを受け入れ、
それを身体化するまで
トレーニングしようとするとき、
そこにはある種のエネルギーが
必要となります。

それを面白いと思う感性、
そして、受け入れようとする関心、
身につくまで愚直な繰り返す努力。

人はどんな場面でも新しいことに
出会ったらさまざまな反応をしますが、
即座に面白いと思い、自分のものに
しようとする感覚があり、
そうなるまで分かろうとし、
何度も使ってみる中で、それを
習得してゆきます。

この感覚で勉強をとらえてもらえれば、
何が必要なのかは容易に理解できます。

受験はある意味ゲームにも
例えることができます。
自分のレベルを上げるために、
様々な技を身につけ、
経験値を上げ、レベルアップし、
より難しい問題を解けるように
してゆくのです。

ゲームが好きな子ほど、
勉強から遠ざかる子は多いですが、
逆にゲームをする中で色々な
技術、操作を学んで、
より効率的に攻略する方法を
編み出せるならば、
むしろ勉強ももっと上手く
やれるはずなのですが、
自分のレベル上げに関心を持てない
紙一重の感性に残念さも感じます。

同じことなんですけどね。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ