根拠なく
覚えてしまうのは、
確かに方法の一つとしては考えられます。
たとえば、まだ3年生や4年生、
5年生くらいまでならば、
ぽんぽん頭に入ってしまうので、
先に知識だけ入れてしまってから
後で理屈を補強するような
やり方も考えられますが、
中高生にまでなると、だんだんと
それが通用しなくなるので、
どこかで頭の切り替えというか、
きちんと読んで理解してゆくやり方を
身につけてゆかなければなりません。
だから、たとえば大人が勝手に
「覚えればいい、暗記すればいい」なんて
安易に言ってはなりませんし、
私も、よく読んで研究し、
理由をしっかり考えるように、
としか言いません。
社会科は、
授業資料に、ありとあらゆる
予習シリーズの内容を補完する
資料や文章を散りばめていますが、
よく読むことが、大切です。
できれば資料は毎日読んで欲しい、
というか、音読すらしてもいいです。
問題を解くのは、あくまでも
定着の確認にすぎず、
本分は読むことにあります。
ほんとに何回も解くのは、
詰めの段階です。
まだ詰めるにも至らず、
理解度30パーセントくらいの
段階では反復演習ばかりするのは
学習が下手くそになる典型です。
好きな漫画を何度も読み、
あるいは好きなドラマを何回も見て、
内容がいつも思い出せる、ということは
よくあることかと思います。
では、
漫画についてのクイズが例えば
出されるとして、問題集を解きますか?
解かないでしょう。
私にとっては、勉強は
それと同じことなんです。
勉強だから!と特別なことはない。
毎日読み、細部まで理解し、
解釈してゆく繰り返しの中で
身についたものが学力です。
0コメント