2016.09.16 14:37理科実験講座に対する私の考え。 紅人会が理科実験講座を初めて行ったのは、2年目のことです。まだ参加したいという生徒が数名しかおらず、参加人数1名で実施したこともありました。わらじを編んでみるという謎講座も行いましたし(そもそも理科実験ではないですね・・)、いろいろぶっ壊してみる実験も行いました(壊れたパソコンをぶっ壊して、中身を取り出すという派手な実験でした)。 実験っていうのは、やってみたいと思う気持ちが大切です。そもそも理科実験って材料費以外のお値段を頂いたことがこれまでなく、それゆえに”私がやりたい”実験を優先して行ってきました。だから、誰より代表が楽しんじゃうという、そんなスタイルで実験をしてきたんです。失敗することももちろんありましたが、そのあたりはおとがめなきように・...
2016.09.16 14:21変わらない笑顔。 うちの塾で最もキャリアの長い子は、5年目を一緒に迎えています。今の中学2年生の女の子がおそらく通塾が一番長いのです。中学受験を共になんとか乗り越え、手に入れた切符で縦横無尽に学校を楽しみ尽くし、勉強面でも、本日数学は中3因数分解に取り組んでいます。8か月くらい先取りをしている形になるでしょうか?ちょうど公立の中2が一次関数をやる付近で中3の二次関数に入れるので、復習しながらやることを視野に入れつつ、予習指導を継続しています。今現在の中学生のカリキュラムは、この段階で帳尻が合うように作っており、いい感じにこれからも機能していくことでしょう。 この子たちは昔から学問に対する取り組み・意欲にムラがなく、中2になってから全員揃いも揃って結果を出し始めて、ま...
2016.09.14 16:07満点獲得記録。 こんな小さな塾で、生徒の順位を並べたところで全く意欲が湧かないですね。大手の塾のように生徒数が多いならば、そりゃあ並べて価値のある数字というものもあるのですが、小さい塾ですと満点や成績伸び率だけが価値のある数字です。 本日は、2学期始まってからのテストで満点を取った生徒の名前の掲示を行いました。初めてのことですね、こういう掲示をしたのは。今回は2名だけだったのですが、塾に入るや否や全員がその紙を発見し、 「これはなんですか!?」 と小学生中学生問わず、質問の嵐でした。満点っていうのは、結構エグいんです。中学生にもなると、その満点という数字の取りづらさが身にしみてわかると思います。たった1点落としたら取れない。完璧、パーフェクトの証なのです。今回は、...
2016.09.14 15:45数学的な考え方|中1の指導から 中1の生徒たちは、ついに比例反比例のラストの単元の応用問題を解きまくっている最中です。今回は、中2でも中3でもよく使う、座標を文字で置き換えて考える問題を扱いました。 「x座標をpとおくと、y=1/3x上にあるので、x=pを代入して、y座標は1/3pとなる。また、その真上の座標も同様にx座標がpだから、y=2xにx=pを代入して、y座標は2pになる。ゆえに、線分の長さが5/3pとなり、5/3p=15なので、p=9。」 これが全くピンとこなかったようで、久々に算数・数学大好きでオタクじみている彼らが悩んでいました。偏差値70クラスの学校の一次方程式の利用の難問を解いている時と同じ顔でしたが、この辺の動きは一つの作法のようなもので、攻め方も定式化されて...
2016.09.14 15:03小学生の、割合と比。 ついに6年算数は図形の単元、「相似」に入りました。小学校の段階では、拡大図と縮図と呼ばれる単元にあたります。直感性をより重視する点で中学生の指導とはやや色が違っていますが、解いている問題は証明がないだけで中3の問題と同じです。 例年、この単元は深く扱うか扱わないか実は迷う単元なのです。結局毎年頭の体操とか言って実力に合わせながらやっているんですけどね。中学受験の入試問題の中には、様々に図形が複合して、小学生には読み取りづらい相似の関係もあったりします。それでも、拡大図と縮図の関係を熟知していれば通塾してない子でも解けると思いますが(こういうのを本当の天才って言うんですよね・・・)、実際中3に見せてもチンプンカンプンになることが多く、小学生ってヤバい...
2016.09.13 15:09PPの彼の裏側で。 何か目立つ子にばかりフォーカスを当ててブログを書いてしまうのは人の性なのですが、彼と同時期に入塾したもう一人の生徒も注目に値します。彼は、入塾時に250点中100点程度。500点で換算して200点程度。その辺りの点数がこれまでの平均点でした。しかし、入塾してから飛躍的に点数を伸ばし、今回の定期テストも数学以外はほとんどが85点オーバーだったそうです。数学も70点台ですけど。副教科合わせたら8割超えなかったと言いますが、5教科ではさらに点数を伸ばしてきました。 「あいつ、本当に変わりました。どうやってそんなに伸びたんだろう・・・。信じられません。俺と同じくらいだったのに・・・。」「え、あいつ俺より点数低かったのに、どうしてこんなにできるようになってるの...
2016.09.13 14:48PPの現在の実力。 さて、かつて塾に”パーリーピーポーの彼”と言われた生徒がいたことを、ブログの読者の方は覚えていらっしゃいますでしょうか?恐縮ながら、彼の成長記録をここに残しておこうと思います。(PP=Party People) 彼は、本当に勉強が苦手でした。数学は、(+5)+(+3)=+2となってしまうほどのヤバさっぷりを発揮していました。理由は単純でした。 「先生、マイナスとマイナスでプラスになるんでしょ?そうしたら、プラスとプラスでマイナスになりませんか?同じ理論ですよ。」 どうしよう・・・と本気で考えながら+5=5、+3=3と教え、(+5)+(+3)=5+3でしょ?と指導したのがつい3か月くらい前の出来事です。そんなこんなで、国語はある程度できるものの、理...
2016.09.13 14:17同じ問題を間違いすぎではないか? 中学2年生の英語を指導している時のことです。中1の時からかなり変わり、量的なものをこなすことにもずいぶん慣れました。そして、中2。次のステップへと歩をすすめることになりました。 今の紅人会に通っている中学生は全般的に言えるのですが、同じ問題のミスが多めなんじゃないかな?ということが懸念材料でした。まあ、他と比べることが難しいので、私の眼に映る彼ら彼女らの取り組みが私にとってどうなのかということに過ぎませんか、私の眼にはそういう風に映っています。 「同じ問題を再度ミスるっていうのは、もっと屈辱的なことではないのか?だって、全く成長してなくて、ダメなままだっていう烙印を押された気になるじゃん。そうならない?特に英語。君たちの英語のミスはもう見飽きたよ。...
2016.09.12 15:13本気を出していない子どもを見る眼差し。 上手に手を抜いている人は、すぐに分かります。いや、自分は上手にかわせていると思っているのかもしれませんが、まあ、小さいテストの結果にしろ、普段の演習にしろ、上限いっぱい振り切れるほどやって突き抜けてしまうくらいのモノを常に望むのは難しいです。 勉強というのにはモチベーションが大切です。好きだからやっている、程度の感覚では劇的に何かが変わることってほとんどありません。だからこそ、突き抜けた自分をしっかりイメージして、生活時間の全てをそこに注げるくらいの情熱がまずは必要なのです。しかし、それが難しい。だから、小さな学校というコミュニティで1位をまずは目指してみるというのが手っ取り早い目標となります。 はっきり言って、ほとんどの子どもに1位を取る素質が...
2016.09.10 13:49それぞれの土曜日。午前中は、4年生が難関受験対策に来ていた。2時間半。宿題も多い(かなり)。どういう時間配分で過ごせばこんな毎日を送れるんだろう・・・と不思議でならない。 昼。成穎と佐賀西を横切る。昼休み中だけど、運動会の気分を味わう。 午後からは、難関受験を目指す5年生が来た。2時間の授業では短いと、2時間半にしていいかお願いをした。生徒は快くグーサインだった。2時間半が2教科やるにはちょうどいい。来年の小5・小6は2時間半の授業にしよう。 夕方は、私の仕事をした。公立一貫校の過去問を解きまくり、レベル分け。地味な作業。しかも、思ったより手間がかかる。ただ、この資料があれば生徒は学ぶ手順に無駄がなくなる。あと半分。期限は今月中。急ぐやつだ。 17時半頃、成穎中の中3の...
2016.09.10 13:32難関中学受験指導日記 9/10 さて、夏休みも終わり、通常の難関受験指導が始まりました。 現在小5の上教材を進めています。来年度は小6クラスは難関志望生しかおらず、良い環境なので、飛び級させる予定です。算数だけね。 いろいろ市販教材も試しましたが、先取りや積み上げの学習においては塾専用教材になかなか勝るものはありませんね。 見れば見るほど良く研究されています。 今日は、あまりを含む倍数約数の処理を学習していき、応用問題を解きました。
2016.09.09 14:08中3に迫る中2の足音。 中2、2学期第2回目の講座は乗法公式。 この単元、昨年指導する時にすごく苦労した記憶があって、ビビりながら授業を行っていきました・・・。 しかし今年度は大変公式を頭に入れるのが早く、全員が公式の混じった問題まで次々と解いていきました。 この子たちの大半は中1から指導していました。中1の時は数学は好きとは言いつつ振るわず、中1の夏休みは全て方程式に費やし、夏休み後の比例反比例も応用問題まで解くのに手間取り、当時は少しゆっくり目に授業をしたことを覚えています。その他にも、理科も社会も英語も結構課題が山積していて、あれもこれもしっかり手をつけていこうとすればそちらの方に時間を割かなければならず、いろんな意味で苦労をしてきたのです。 それが、中2の夏休みを...