指導者が扱い易い人間。

こんなことが書かれた論説を
中2は読んでいました。
これが解けたか、というより、
これをどう考えたか、の方が
よっぽど価値があるかも
しれないなあと思いました。

指導者が指導を容易にするには、
タスクを増やしまくること。
そうすると、没個性的な
従順な学び手が増える、と。

私は、
ほとんど同意しました。

子どもを忙しくすることにより、
一定の成果は上がりますが、
それ以上にはならず、
不思議と面白い子は
育ちません。

では、課題を全く出さなければ
どうなるか?

それはそれで、没個性的な
子に育ってしまいます。

忙しく「させる」というところに
論点があり、主体性、興味関心、など、
今回の論説ではそのようなことを
イマジネーションという概念で
表現していましたが、
要は自分で考えて学ぶ学習者が
結局最後には伸びるのだ、という
ことを言っています。

これについては、いつも
指導者のテーマなのでは
ないでしょうか?


さて、伸び悩む子への
1番の特効薬は何なのか?


それは、長時間塾にいて、
緊張感ある環境で、指導者の
指示を仰ぎながら、ある程度
正しい方法で反復学習をし、
まずは学ぶことの価値を
理解することです。

例外なく、成績が伸び悩む子は
そもそも学習時間が長くありません。
それゆえ、学習の連続性が
担保されず、価値が見出せない。


強制的に、自分で気付く環境を
作り、それだけの時間を作ること。
これが、改善策の最たるものかと。


ポイントは、指導者があれこれ
これをやりなさい、と指示を
出すのではなく、どうやったら
いいか、ということをこんこんと教え、
習慣化するまでやり続けることです。

長時間やると、いずれやることが
減ってきて暇になりますが、
そこが本当の学習の始まりです。


本当は、やることが減る、
ということはなく、ある瞬間に、
やれることがたくさんある、
やった方が良い、ということに
気づき始め、時間が足りない、
という感覚になり始めます。


特に、中学生については、
これが当てはまります。
小学生は結構素直なので、
授業と月曜学習会だけでも
変化してしまいますが、
中学生はある程度強制力をもって
変化してもらわないと、
学習内容の量が多いので
追いつかないのです。


成績に変化がない、
中下位をうろうろしている子に
必要なのは、適切な指導と、
圧倒的な時間なのです。

成績が学年の半分かそれ以下で、
ずっと変わらない、という場合は
ぜひご相談下さい。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ