演習ノート、というスタイルを
始めてから、それぞれの子たちが
どんなスタンスで勉強してるのかが
よく分かります。
解いて終わり、やり直さない、
やりっぱなし、という子もいれば、
徹底的に反復しまくっている子もいます。
このスタイルをとりはじめてから、
功罪ありました。
まず、やらない子は本当にやらないところから
スタートしました。
これが、罪の方。
功の方は、一人一人アドバイスをし、
それぞれに足りないところを
重点的に、考えながら演習を
できるようになったところです。
どうしても一律に課題を課すと、
必要かそうでないかを自分で
いつまでも考えられませんし、
反復するに至りません。
もっとこれをやってきて、
ここが足りない、こんな風に
やったほうがいい、と、
一人一人に声かけをすることで
かなり自立した子が増えました。
先日、量により没個性化する、
というテーマの論説を読んだという
話をしました。
タスク管理能力があり、
指導者の意図をくめる理解力があり、
要領がいい子には、量をどんどん
効率的に与えた方がいいです。
お互いに意味がある、と了解しているので
どんどん伸びてゆきます。
一方で、何のためにやってんのか
分からないくらい、日常に
学習が息づいていない場合は、
量だけ与えても意図が伝わらず、
効果が少なくなります。
何度も申し上げていますが、
このシステムは本当に手間がかかります。
しかし、中長期的に見て、
自分で判断して追加反復する
演習ができるようになった方が
必ずパフォーマンスが上がります。
量よりも時間と密度が大切です。
密度の話は後になりますが、
まずは時間を十分にとることですね。
1日10分でも、、、とかでなく、
1日2時間とか3時間。
何をやればいいか分からなくても、
強制的に毎日やり、何を
どうやってゆけばいいかの
アドバイスを与えていると、
必然的に勉強が上手くなります。
時間をかけることは重要です。
毎日やれないなら、ご相談下さい。
強制的に環境を作り、方法を教えます。
人を変える難しさは、
親御さんもご存知かと思いますが、
劇的な変化を望むのであれば、
自宅で時間をかけるか、
塾に委任して時間をかけるか、
すなわち、時間をまずはかけて、
時間をかけることに価値を
感じるに至ることが必要です。
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