算数や、数学が苦手な子を
指導する時には、極力
別解を控え、形式的に解けるよう
絞り込んで教えるのは、
基本事項を押さえる上では
効果的な指導です。
が、それはむしろ、
その子の思考力を逆に奪い、
得点力を上げながら、
実力を伸ばす機会を奪うことに
なったりもしますから、
やはり、最終的には
別解をもスムーズに導くほど
方法を洗練させ、多角的に
理解させる方がうまくいきます。
というか、そうさせなければ
勉強面白いってなりません。
これは、「この子って
これくらいでいいよね」という
範疇を超えた子を育てるための
一つの壁でもあります。
中の下からの下克上の際には
特に猛烈な努力がいりますが、
それは徹底的な反復により
わけわかってないことでも
正答するための暗記ではなく、
わけわかるための時間をかけた
本質的な理解なのです。
謎の型を暗記して、
型通りに思考しようとする
頭の堅さでは、とうてい
トップ校合格は不可能です。
そして、一旦この罠にハマると、
相当改善に時間がかかります。
しかし、時間をかけてでも
自分のことをなんとかしたい、
自分を変えたい、というのならば、
変化の余地はあります。
方法以上に、物事をどう認知しているか、
そこがとても重要です。
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