簡単に言いますが、
生徒たちの大半は、
前日解いたものを、
当日中、あるいは翌日までに
解き直してはいません。
多くの成績が伸び悩む
小中学生は、そこで
損をしていると言えます。
せっかくできるようになったこと、
賢い子は、そこまで頻繁に
見直さなくても頭に
入ってしまう子もいますが、
(そもそも解くのが早いので、
当日中に、他の子の
何倍も見直したり
考え直したりする動きが
見られるのです)
大半の子は、技術、習慣をもって
そこをカバーする必要があります。
それは、能力が足りないということではなく、
単に、早めの復習を仕掛けて定着
させようとしたかということにすぎず、
もう10年以上もこの仕事を
やっていますが、やはりほとんどの
生徒たちに目立った能力差が
あるようには思えないのです。
早いか遅いか、というだけ。
成績が伸びないとか、
授業が分からないとか、
色々と、学校や塾にも
言いたいことがある方も
もしかしたらいるかもしれません。
しかし、伸びるための
方法は、いつもテスト対策時に
口酸っぱく話していますし、
昨今は塾の自習室も開校し、
無理やり学習の連続性を
保つきっかけも与えています。
昨日の復習から学習を始める。
それが定着すれば、自然と必ず
毎日学習することになります。
いいですか、昨日の復習から
始めるのです。
特にテスト対策期は、
テスト範囲を終わらせることばかり
目が行きがちですが、
1日の初めに復習を行い、
ある程度時間をかけて領域を
丁寧に理解してゆく中で、
一つ一つにどれくらい
時間がかかるかが解るようになり、
そこから、計画、というのが
初めて立てられるようになります。
計画通りに進めるどころか、
計画=終わらせる、になっていて
本質的な学習計画を立てるに
至っていない子がほとんどです。
そういう子は、最早計画とかはいいので
十分に時間を確保して、がっつり
前日の復習から始めてみてください。
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