変化する生徒、変化する指導者。

冬休みの自習室は基本13時〜22時開校。
中3と高校生を中心に、
中1や中2の子たちも
利用をしてくれています。

自習室で私語とか多くでたら
出禁にするとか言うまでもなく、
いつ見ても、みんなシーンとして
やるべきことに没頭しています。

開校時は、どんな感じの
利用の仕方になるのかなー?と
思っていましたが、
たとえるならジムみたいな
感じなのでしょうか?

わざわざ時間作ってくるのだから、
集中して実力を向上させたい、
そんな感じに見受けられます。

もともとやる気ある子や
成績が高めな子が多いので、
自習室が騒がしくなる、とかいう
問題とは無縁だったようです。
めちゃめちゃいい環境です。


さて、強者は、冬休みに
13時から来て夕方までやり、
晩御飯食べに帰って、
すぐ戻ってきて22時まで
やってる子もいます。
8時間くらいでしょうか?


よく考えると
毎日来れば、冬は
80時間近く学べることになります。
差は歴然としたものとして
表れてくるでしょう。
頑張っている子たちには必ず
良い結果が表れると
確信できます。


なんだか昔を思い出します。
若い頃、立ち上げ当初は
朝8時から夜22時まで
あけつづけ、生徒たちは
昼ごはんも晩ごはんも
塾でとり、日に11時間ほど
勉強しまくった部活のような
学年もありました。小学生ですよ。
途中習い事があるから抜けて、
また戻ってきて勉強する、
みたいな子もいました。
あの当時、私に今のような
指導技術が伴っていたら、
その当時の学年は
どこまで伸びていただろうと
思うこともありますが、
彼ら彼女らとの時間の積み重ね、
その重みが、今、私の指導技術の
礎となっているのだと思います。

できなかったことへの責任。
毎年のように感じます。
毎年毎年、完璧にできたわけではない。

語弊がある言い方です。
毎年、最適な指導を考え続けて、
その年はいつも最高の仕上がりだ、と
思っているのですが、授業のやり方を
変化させてゆく過程で、
こうしておけばよかったな、とか
反省する機会が多く、
その意味では、毎年、上の学年への
申し訳なさを感じざるを得ません。
毎年、です。
しかしそれは、自分の変化、進化の
過程だと思っていますし、
そう感じなくなったら、まさに
ベルトコンベアーの一部、社会の歯車、
自分の存在価値を自分で承認できない
つまらない人間になった時だと
思います。
自分が変化できないのに、
人に変化を求めても、
説得力に欠けます。
その時は、この仕事を
辞める時なのでしょうね。
人を相手にする責任感を
覚えられない指導者に
教えてもらいたい生徒など
いないと思うからです。私はね。

まあ、生徒にとっては
目の前にいる先生だけが
指導者であり、その点
それが絶対的なものであり、
比較のしようも
ないかもしれませんが。。



今は、指導技術も高まり、
昔の若気の至りのような
気合論はそこまで要らなくなり、
教えているだけでもある程度
賢くできるようになりました。
それが、逆に問題も生んでいます。

長時間向き合うメリットは
依然として絶大であり、
それは確かな事実なのです。
やっぱり、日々向き合うことは
積み重ねにより大きな変化を
うみます。



自習室、実は○百万くらい
かかって作ったものです。笑

しかし、投資価値は確かにあり、
きっと今の子たちが作った
実績の一つ一つが、また
来年再来年、その先の未来にも
繋がってゆくのだと思います。

向上し続ける指導者。
やる気さえあればいくらでも
学び続けられる自習室。

次のステージでは、
何を用意していこうかと
私も楽しみに計画をしています。

不便を解消しながら、
生徒にとって最適な学習環境を
整えられるように、今後も
予算と相談をしながら笑、
変化してゆきたいと思います。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ