本当に素直な子。

虹プロジェクト2で、
「伸びないのは、心の問題か、
方法の問題か」という言葉が
ありました。


先日、弘学館の過去問で、
自己物語の再構築に関する
論説をみんなで読みました。

あれこれ都合の良い理屈をつけながら
自分を肯定するストーリーを
説明する論説でしたが、
それが不可能になった時に
人はどうするのか?と。


人は、自分の尊厳を守ろうと
必死に頑固になり、理論武装するような
者もいますが、はっきり言って
他者から見たらそのように
守ろうとする尊厳はちっぽけなもので、
早々に自分を変えられる人の方が
逆に自己の再構築が上手くなり、
高い次元のアイデンティティを
持っているように思います。


要は、自己物語の非を、
メタ的に捉え、客観的に認識し、
言語化して改善できる、
変化に富んだ人間は、
成長スピードが早い、ということです。


私の思う「素直観」。


言われることをはいはいと
その場限りで聞き流すような
外形的なものではなく、
自己変革を伴いながら、
視点、判断、行動が即座に
転換してゆくようなものだと
捉えています。


一見「素直」というのは、実は
真逆の性質であることもあります。
「いい子」というのは、もしかしたら
何も考えていない子、であるかも
しれません。


そんな中で、不思議と、
悠々と変化してゆき、それを
楽しむ子が何人かいます。

そのような子が増えたらいいなと
いつも思っていますし、
当塾の教育理念である
「世界を取り込んでゆく力を」に
込めた想いは、時間が経つごとに
私の中で熟してゆき、
深まっていっているように
思います。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ