授業を無視する、問題集偏重の学びは
塾を離れてからの成績低下を招きます。
確かに、一定程度は問題集の演習だけでも
成績を上げることはできますが、
それ以上のことはできません。
なぜなら、問題集の方が問い方が
易しいですし、教科書の方が
よっぽど広く深く語るからです。
これまで、1位から3位、
学校を牽引する成績帯の
子たちを見る機会が多くありましたが、
そんな子たちほどよく教科書を
読んでいましたし、
学校の授業ノートも、
塾の資料もよく読んでいました。
公立で自学ノートがある場合、
その自学ノートの内容がはっきり
目的の見える内容になっていました。
これを、塾側から課す問題集によって
多角的に問うことによって新しいことに
気付き、学びを深めることはできますが、
「読んで」「気付く」ことができない場合、
成績維持はその後困難になります。
問題集を解くから成績が上がる、
こんな勘違いが横行すれば、
1位を目指すというのは飾りだけの
目標になってしまいます。
たとえば、では、
問題集を解く前に、
教科書を5回10回心底読んで
理解しているでしょうか?
たとえば、寝る前に毎日
教科書を読んでいるでしょうか?
英語の教科書の書き取りや音読は
しているでしょうか?
していないならば、
まずはそこからやるべきです。
なかなか頭に入らないことは
まとめたり、自分で問いを作って
答えを考えてみたり、
あらゆる手段を使って
一つ一つの内容を大切にして
コツコツ理解してゆくべきです。
くれぐれも、いきなり
問題集に挑み、
まとめを読みながら答えを埋め、
何がわかったのか分からなかったのか
分からないような演習は
しないようにしましょう。
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