気持ちと、量と、方法と。

成績中上位の子は、上位に届く
実力を持っていながら、
しかし足りないところがあって
上位に上りきらないところがあります。

気持ち、量、方法。

いずれかが欠けていると、
能力を高め切っても
詰めの甘さによって
成績がトップクラスに
切り込んでゆきません。

私が生徒に具体的に指導できるのは
方法の面の指導です。


今日は公立の子に話をしました。

「能力は十分だけど、
君の学びはサラッと
流しすぎていて、
しかもとき直しのタイミングが
悪いから、時間が経った後に
また同じミスをしています。

チェックもしていないから、
いつも当たり前に分かる問題にも
時間取られすぎ。
効率が悪いです。
数分ですら無駄にしない
意識を保ちましょう。

とりあえずやり始めたことは
その場で完璧に覚えてしまいます。
できてないことにこそ、
丁寧さを心がけてください。」

詰めて、詰めて、最終的な
完成に臨む時の視点です。


普段の学びはドリル的に
何度もやってみることは大切ですが、
最終的にはそのドリルの段階で
何回も間違えていたり、
分からなかったものに着手すべきであり、
詰めの段階で同じように取り組むのは
時間をかなり無駄にしているといえます。

頭の良し悪しは、自分の学習法の
構築という点でもはかれます。
努力というのを勘違いしないように
しましょう。努力にこそ、
頭が必要なのです。
頭を使い分けなければなりません。


基本を何度もするということは、
その学びの中からより
効率の良い法則を見出したり、
何度も向き合うことで
認識を新たにすることです。
これが、日々の学習です。

詰めを行うというのは、
普段の動きの中で生じたエラーを
修正してゆくということであり、
それは基本の反復とは別の
方法で挑む必要があるのは、
目的の違いからも明白です。

ここで初めて
「何が分からないんだっけ?」
とやっているからワンテンポ
遅いのです。

ここで気づくべきですが、
分からない問題にチェックを
入れるのは当然として、
その場でしっかり覚える、
あるいは理解するという
ところまで意識を向けましょう。

チェックをいれるのは
結果ではなく目的です。
その目的に基づく練習を
その場でしっかりしましょう。

成績が上がらない原因は
常にそこにあるといえます。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ