2019.10.08 01:00階差数列、群数列。高校2年生の数列で出てくるものを小学6年の規則性の応用で紹介してゆきます。復習段階では等差数列の和も怪しい子がいましたが、この単元も指導は3回目。ちょっとの復習でやり方を自分のものとしてゆきました。スパイラル式のカリキュラムは、中学受験では一般的で、ある程度の理解でガンガン進めるため、小テストでできていないと不安に思われる親御さんも多いですが、不思議とできるようになってゆくものです。生徒たちも、すごく楽しかったとこの単元を学んだ後に言ってました。忘れかけていたものを適切なタイミングで復習しながら、次の応用につなげていく、予習シリーズのカリキュラムは、ちゃんと分かって進めると子どもたちの満足度も定着度もかなり高いものになります。あと2ヶ月で受験を迎えます...
2019.10.08 01:00中学生こそ俗世間から隔絶を。学校は存在すべきか?公教育論でよく語られることですが、公教育は、つまらない俗世間から断絶され、極めて学問的なことに集中できる環境を得るための一つの機関でもあります。ゲーム、スマホ、youtube、マンガ、色恋。今必要でないことが、さも彼ら彼女らの最優先事項のように公教育に侵入している事態を見て、我々塾業界においても、そこからいかに脱却させるかが大きなテーマとして掲げられることが少なくありません。次元の低いことに対して熱心に悩む姿を見ると個人的には残念に思いますが、例年それがテーマとなってしまうのは私の指導力も要因の一つとなってしまっているのかもしれません。この時期は、難しい小説や哲学にも手を出し、地図帳や資料集を見て熟考したり、面白いことはいくらでもあ...
2019.10.06 01:00公式と向き合う。高校生は来週の中間に向けて数学のおさらいをしていました。教科書の練習Bに良い問題があり、それについて検討をしていました。実は先週それにまつわる証明を自力で行っていた子もおり、その確認をする上でも本当に良問だと言えました。テーマは中線定理。三角形の中点部分の角でθと180-θを作り、余弦定理を利用して連立方程式でさばくという、中3の時の三平方の定理で見たような考え方を利用するものです。中点があれば運用可能なので、結構応用範囲も広いと見たのか生徒は月曜日に再度中線定理を証明してみると言ってました。三角比に入ってから特に高校1年に伝えているのは、証明できない公式は本質的には道具にはならない、ということです。基本的な三角比の置き換えも、正弦、余弦定理も、面積の...
2019.10.06 01:00満点で1位。今月の小学6年の模試は白熱でした。上位三者の点数が5点差未満で、あと1問、あと2問で順位は容易にひっくり返っていました。これくらいでないと面白くはありません。だれか特定の子が1位を取り続け、それをよしとするような集団ならばつまらないと思います。全体が有機的にお互いを高め合う、そんな関係が健全です。今日受けた子が最後でしたが、その子はラストの社会で満点なら1位という状況でした。何度も見直し、とった点数は97点。今回社会は97点が3人いて、満点は0人。まだ教え方が甘かったかなと思います。満点は取れたはずですからね。しかし、受験もいよいよ迫ってきて、来月からは過去問演習が始まります。この高め合う関係をさらに良い方向に伸ばしてほしいと思います。
2019.10.06 01:00難問にニコリ。中学2年は一次関数の応用問題図形編を今日で終えました。ラストは座標の文字式化と反射の問題について。実力テストでは200点オーバーの子ばかりなので、何を教えても大丈夫な気がしますが、やはり初めて教わることは納得するまで、使いこなせるまで、問題と向き合い続けます。そして、自分の中でしっくりいってしまったあとはあっという間です。課題を出そうものなら「もうそこはやってしまいました」と涼しい顔で言ってのける凄み。毎回の指導を大切にしようという気持ち。教えていても爽快感です。このまま応用問題を解きまくり、たっぷり、力をつけて、西高上位で合格してしまいましょう。
2019.10.05 01:00引き締めてリスタート。中学1年は、授業をより引き締めるべく、附属と公立のテストが終わった段階で大きく転換をしました。毎週授業予定のページを提示しその内容に対応する演習を指示し、小テストもきちんと行う、と。そのような方針を固めました。もう、テストがあるからといって特別にテスト対策の時間をとるのもやめました。その代わり課題を減らし、学校のワークを解いてきて質問対応を受ける時間を作るとともに、理科社会も週1でピンポイントで授業をすることにしました。中学部も長くやってきました。しかし、中学からの入塾組が多く、入塾があるたびに方針転換を迫られてきました。しかし、もうこれから先の世代はほとんど新規入塾の枠はなく、私がコントロールをできるようになりました。しかも、ほとんどすべての生徒が中...
2019.10.05 01:00当然知ってるバックボーン。小5の地理の授業をしていると、本当に基礎的な知識が根本を成ていると思います。1学期はほとんどの時間を都道府県の地名暗記と特産物や特色の暗記に時間を割いてきました。この領域に関心を持てなかった場合、かなり先の学びに苦労をします。小学地理は、まず覚えることが先決になりますし、そのためには、週に一度でも二度でも、課題以外に授業資料を読み直しテキストを読み直し、まとめ直し、、、そんな地道な学習がいるのだなと改めて思います。その上に立ち!今、子どもたちは前提となる部分を知り、授業を受けています。周辺部の知識は、新しい知識を得る支えになります。やはり、小5スタート段階でかなり引き締めて覚えるということの意義を知り、学習習慣をしっかり身につけてもらうことがとても大切...
2019.10.04 01:00江戸時代の終わり。小学6年は、江戸時代の授業を今日でやっと終えました。子どもたちがなんとなくで理解をしていそうな言葉を正確な意味で伝えることに努めています。たとえば大政奉還。この時点では慶喜は征夷大将軍を辞任しておらず、公武合体を目指していました。王政復古の大号令はその後出されます。これは自然な流れとして朝廷による政治の復活を宣言しただけのように受け取られがちですが、立派な討幕派のクーデターです。徳川にとっては一大事件と言えます。小学生はここの細かい理解をせず、言葉のイメージをそのまま自由に解釈しがちです。今日の授業資料はそれ故にかなり気合が入ったものでした。つまり、授業の全てをそこに盛り込み、読みさえすれば全て内容が蘇ってくるように、ストーリー調に書いているのです。予...
2019.10.04 01:00作図でイメージを。小学4年の算数講座は、テキストが下の本になり、作図をしながら解く問題が一気に増えてゆきました。これまで、小学4年は文章題が弱く、特に数量のイメージ力が弱いことがその原因の最たるものとなっていました。イメージがわかない場合は、作図によって具体的に理解をしていくことが必要であり、そうすることで、書かなくてもイメージが湧くように成長をしてゆきます。まだ、書くということの重要性に気づいていない子もおりますが、各回の小テストで作図法を毎回確認を行い、イメージを膨らませてもらっています。書くことを目的化してはいけないので、最終的には作図なしにイメージを持てるようにしてゆくのですが、しかしながら学びはじめの子たちの具体的な思考力、イメージ力を鍛えていくことは先の学び...
2019.10.03 01:00数学遊び。テストを終えた成章の子とは、早々に数学で遊び始めました。テキストは最も発展編のものを選んでいるので、遊びに事欠くことはありません。早く附属と私立も合流して、より深い学びに到達しましょう!一次関数は特にテーマが多いため、図形の単元に入ってしまった学校があったとしても、しばらくまだ遊んでいたいです。最難関クラスの問題、高校への接続を見て重要な問題、一つ一つ選んで解説をしています。ああ、楽しいな。ああ、こんな考え方って楽だな。毎回満足するまで数学を楽しんで欲しいと思います。
2019.10.03 01:00メモを取る習慣。小学5年生たちは、本当にメモをしまくるのです。どこの学年もタイミングによってはすごく怒られます。説明されている時にボケーっとしたり、何もメモを残さずに過ごしたり、そういう姿が見られると烈火の如く叱ります。「何しにきてるんだ!」と。ファッション的にノート作りをしたり、あるいはそんなこともせずボーッとしたり、そんなので成績が向上するはずがないのです。とにかく泥臭く、情報を残す。エピソード記憶の材料になるような余計なことも含めて。どこかでその悪癖を修正して、変化を褒めるタイミングが必要です。しかし、この小5の学年はほとんどが何も言わなくてもメモを残す子ばかりなのでした。だからでしょうね、成績が上昇するペースがかなり早く、安定的に力をつけてきているのです。これ...
2019.10.03 01:00単語を確実に覚える。新しく入った子に、単語を覚えさせています。元々覚える勉強をした経緯がなかったのか、ただただ作業的に書き取ることが勉強だと信じてきたようです。典型的な悪癖です。覚えるというのは、実践的なテスト形式の練習を経て身につき方をチェックしてゆく中で、どれくらい確かな知識になったかと確かめるプロセスが要ります。やっと9割くらい書けるようになったのですが、10割以外に合格はありません。何故その1割を許すのか。まずそのゆるい感覚を正してゆかなければなりません。覚えるというのは、学習の基本中の基本ですが、意外にそこがうまくいっていないことも少なくないのです。まずは覚える。綻びを許さない。そのために学習を習慣化させる。基本的なことですが、まずはそこから始まります。スモール...