本当に理解しようとしたら。

小6算数は、今の範囲はこれまでの中でも
最も苦しい内容だと思います。
明らかに、これまでの範囲にない
複雑性の高い問題の中で、
それをどうしてゆくかが
問われています。

私は、大学院生の時に中学受験を
指導した時、実は今この子たちが
解いている問題をすぐさま
解説することすらできませんでした。
そりゃあ、中高の知識を総動員すれば
容易いのですが、それを小学生が
どう解くのか?そこへの
想像力が全く欠如していました。

今のこの子たちが取り組んでいるのは、
そういうレベルの問題です。

将来文字式を思考の道具として
得たならばはるかに容易くなるのですが、
道具のない状態での思考の中では
いかに具体的に捉えられるかが
問われており、それが
中高の抽象的な思考を裏から
支える力となります。

単位量の感覚が正しく認識されれば、
高校物理や化学にも繋がりますので、
理系への道も開いてゆくでしょう。

苦しくても、絶対はじきだの
きはじだのに頼らずに
学んで欲しいと思います。

逃げた時点で、詰みますから。

なぜそうなるのか?を、心底
基本問題から学びましょう。
今回は複雑な問題は出題しなかったり
補助をたくさんつけたりして
問題をつくっていますので。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ