随筆というのは、筆者が思ったままに書いた
文章ですから、それは体験に基づいており、
読みやすいケースもありますが、
そうでないものも少なくはありません。
そして、そこで使用される言葉も独特なものがあり、
本当の意味でそれを理解するのはなかなか
困難なケースもあります。
今回小学4年生と一緒に読んでいった文章も、
「生きた時間」「死んだも同然の時間」という
概念が出てきましたが、読解問題自体は
そこを読み飛ばしたとしてもある程度
解けるものでした。
しかし、実際この時間はその本人にとっては
どういう時間なのか?ということを考えることも
先々の国語にとっては重要なものとなります。
問題を解くというのは、それだけの行為にすぎません。
本当の意味で”読もう”という意識を持って、
本と対話できる力を養うということ、
そうできるということは、問題を解ける以上に
重要なことであると考えます。
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