個々の結果と課題。

5年生は算数総合テストでした。
1位87点、2位86点でした。
86点は2名いました。

今回は、大濠中の過去問の改題も
入れており、点数としては
微々たるものながら、
上位の子達はほとんど
過去問の改題のところは
全問正解していました。
逞しく思考できるように
なってきています。

しかしながら、基本的に
出題範囲に忠実に
問題は作成していましたので、
基本的な点数差は、
基本問題レベルのところで
生じていたと思います。


さて、点数だけでは測れないところも
当然ありますので、そこに触れてゆきます。


今回、試験内容は、良質ともに
少しだけ難化させました。
しかし、トレーニング問題を
頑張ってきた子たちの
評価測定もしたいので、
基本問題も大分散りばめましたし、
配点も高くしました。

その上での評価です。

確実に解ける問題は、
全体的に増えました。
点数はそれほど変わってなくとも、
絶対これはこう解くはずだ、
という迷いない動きが
プロセスの中に見えました。

「あ、ここはできてる」
「ここはやっぱり改善できてない」

など、解いている最中に
思ったのは、やっぱり
練習以上の結果は出ないということです。
逆に、練習で確実にできていたところは
きちんと得点しております。

分からなければ何度だって
教えます。得点が上がってきたら、
何度だって参照すべき
内容を提示します。

段階に応じてやるべきことは異なり、
点数が半分を超えるまでは、
何度も教え、何度も反復してもらい、
何度も何度もやるしかない。

そう思いました。


「今、教えてもらってできたと
思っているかもしれませんが、
本番それはほとんど点には
ならないと思います。
なぜなら、今やったページの
半分は、わたしがヒントを
出したからです。
しかし、ヒントを与えて
すぐ思い出せるようには
なっているので、それは
多少は成長とみなせます。
しかし、点にはなりません。
分かった、と思った瞬間から
できるだけ早期にすぐ
復習しないといけません。
できるようになると、速度が上がります。
ショートカットできます。
できるようになった、という
実感を、そこに見つけてください。」

月曜日学習会に来ている
子たちに話していることです。

教えてもらって出来る、
というのは、まさに
補助輪をつけて走っている
自転車に過ぎません。

テストで補助輪を外されて
こける、なんていうのは
目に見えていることです。

練習段階から、何度もこけながらも
補助輪なしに走れるチカラが
つかなければ、問題解決は
できないのです。

そのような反省点を、生徒自身が
持てたならば、次のタームの
動き方は変わってくると
思っていますし、
そのような動きを期待しています。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ