中学受験生の本丸である
5年生6年生のカリキュラムで、
なぜ国語と算数のカリキュラムを
一年ずらしているのか、
その理由について説明を
改めてしてゆきます。
うちで使用しているのは、
予習シリーズという教材です。
都内でも、最難関中を受験するための
基本教材となることがほとんどである
この教材ですが、田舎のような
受験に対する意識がまだ
浸透していない環境では、
この教材を当該学年で
扱いきることは難しく、
順位を競うことばかりに
奔走してしまうと、受け取るべき
内容への理解が疎かになり、
身についてるのかいないのか
よく分からないまま学び進めて
しまったりするケースも
多いのです。
だから、他塾で先を進めていても、
カリキュラムが半年から一年
遅れている当塾のテストでは
最下位になるケースも
少なくはなく、転塾理由は
「伸び悩んでいる」からなのですが、
実際は、「内容理解がおいつかない
発達段階から難しいことを
要求しすぎて、勉強を
どうやっていいか
分からなくなった。
で、身についていない」が大多数です。
あのテキストはとても優れていて、
雑に扱うにはもったいない良書です。
値段も張りますからね。
だから、全部解けるように、
しっかり研究して自分のものに
できるように、そのような気持ちで、
カリキュラムをずらすことを
断行したのが数年前のこと。
中学入試は過程でしかなく、
この間に身につけた基本が
中高に接続してこそ価値があります。
一生懸命考えて、研究して、
楽しくしっかり身につけた学問を武器に、
中高を学んで欲しい、という
それが一番の私の
小学生への願いです。
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