先日、中3に過去分詞の小テストをしましたが、
2名だけ満点が出ました。
そもそも、もう満点にならなければ
ならないのですが、この学年は
本当気分や思いつきで勉強したり、
できるとたかをくくったりする子が
多いので、入試までにその性質を
変えなければ大変だ、と
私は既に焦っています。
満点のうち1名は、
中学2年からの通塾。
英単語テストは、いつもよくて
得点率3割くらいの
典型的な、覚える努力の仕方を
知らなかった子でした。
春休みから一念発起し、
毎日毎日5時間から7時間通い、
私から色々学習指導を受けながら、
コツコツコツコツ、
勉強を重ねてきました。
「余計な時間を与えると、
ひとは考えざるをえない生き物だ」
と、私は思います。
そして、学習が継続的なものに
なると、徐々に自分で段取り、
ルーティンを考えられるようになり、
やり方も効率化できるように
なってきます。
やればやるほど、できるように
なることが増えるとともに、
出来ないことが目につくようになり、
そこに余計な時間が更にあると、
やっておくか、という思考が
芽生えるようになります。
この、余計な時間の中での計画と実行こそが、
学力向上の出発点だと言えます。
さて、満点を取れた子の1人は、
塾の小テストでおそらくは
初めての満点でした。
私はそこに、perfectの文字を
記載しました。
学校のテストも含め、本当に久々の
満点だったのではないでしょうか?
手抜きをしてテストを作ったつもりもなく、
真剣勝負で満点を勝ち取ったことは、
少なからず自信になったでしょう。
その日、中3全員と個人個人に
面談を行いました。
それぞれに何が足りないのか、
ということを話す時間でした。
成績が伸びない、と悩んでいる子は
少なくないと思いますが、
しかし、大半の子にいえるのは、
「継続性の無さ」であるといえます。
一回解いたら解き直さない。
毎日やらない。
苦手なことほど毎日やるべき時期なのに、
多分のんびりやってるんですよね。
復習も早くすれば忘れずに済むのに、
とにかくアクションが遅い。
そのようなことを、
生徒たちに話しました。
模試を経てまたフィードバックを
してゆきますが、さらに
その習慣の悪さに関する
あたりは強くしてゆくつもりです。
能力の問題ではないところは
いくらでも直すことはできます。
この学年の中で成績が伸び悩む子の
原因はわかり切っています。
私も受験期にバタバタしたくはないので、
今年は特に、中学受験期もバタバタした子が
多かったこともあり、早め早めに
対応してゆきたいと思います。
0コメント