ー「八幡製鉄所には以前の夏合宿で行きました。
そこで、職員の方がいろんな面白い話をしてくださいました。
君たちとも修学旅行的な扱いでみんなでいつか
一緒に行けたらいいですね。本当に勉強になりました。
ちなみに、製鉄所の製鉄技術というのは門外不出だそうで、
絶対他に漏らしてはならない技術だったそうです。
まさに鉄の掟というものですね。」
「・・・ぷっ。くくっ・・・。(笑)」
私は調子を変えず真顔で喋り続けるのですが、
”今、先生親父ギャグっぽいこと言った・・間違いない・・・”
と、生徒は直感したようでして、
この子はある程度賢いとは思ってきましたが、
ギャグの心も持ち合わせているとは・・・と
改めて賢いなと思ったわけです。
私はあからさまで下品な言葉遊びはしません。
”なるほど〜”みたいな、なんかシュールな笑いを
ちょいちょい挟むというスタイルが好きで。
もう6年生なんかはこういうギャグが出たら
資料にメモしてくるんですよ。笑
”鉄の掟”とか。笑
そういうメモって意味あるの?笑、といつも
思っていますし、本当やめてほしいと思いますが笑、
そのメモを通して思い出すこともかなり多いようで、
「なんか読んでたら全部蘇ってくる〜!!!!笑」と、
ギャグもなかなかなツールになっているようだと
個人的に分析をしているところです。
基本的には多くの情報はエピソード記憶として
子どもの脳の中に残っているようです。
反復学習したいろんなことよりもむしろ、
なんか面白かったこととか、実際に調べたこととか、
”実は最近ニュースで聞いたんだけどさ”と言って
スタートした余談であったりとか、
そういうことの方がよっぽど頭の中に
残っているようなのです。
単に処理的に板書を写してきて復習をするっていう
感じになっていないだけでも授業の価値はあったかなぁと
そんなことを考えながら、今日も5年生の授業を終えました。
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