研究する人間の育成。

私の思う理想的な生徒像は、
「研究する人間」です。

機会的に課題をこなすのではなく、
勉強というのはただ問題集を
解くだけのことだと
バカ真面目に問題を解くのではなく、
しっかり考え、分析する
子どもを育てることです。

その意味では、今の4年生や5年生は
ややそこから離れています。
素直で真面目で、一見
良さそうには見えますが、
私から見れば、上手に手抜きしている
ように見えている子や、
努力すらしていない子が
いるように思います。

私も指導年数が長くなり、
いろんな子を見ていく中で
求める水準が毎年高く
なっていることは確かに感じます。

しかしそれは、賢さではなく、
どう取り組むか?どんな姿勢で
日々を過ごすか?という点での
評価です。


例年、学年に数人は
とんでもない研究力を持つ子が
点々とあらわれてきますが、
それは、研究頻度に裏付け
されるものになります。

毎日やる以外に研究精度を上げる
方法はとりあえずなく、
どうやったら意欲的にそれを
なすようにできるか?ということを
常に考えています。


自分が倒したい問題、
覚えきってしまいたい事柄、
そこへの対象化がいつも
上手くいっているかです。

だらだら惰性で問題を解くなら、
その力とはかけ離れてしまいます。

いつも、解くために、
必要な何かを考えながら
取り組む、いつも万全の理解を求める、
そんな心の持ちようが
あるかどうかなのだと思います。


6年生は、教科によっては
それを感じられる子が増えましたが、
全ての教科について
そうであるかと言えば、
そうでない子のほうが多い。
5年生は、やった風を
装い、実はできないのに
ある程度できたように
振る舞うのが上手い子が多い。
一番努力が不足してるのは、
この学年かな?
で、努力してる風を授業やテスト前に
見せようとするのもこの学年に多い。
4年生は、できないことを
猛烈に理解したいという欲がなく、
淡々と答えを写している子がいたり、
分からないからと思考を止めたりし、
頭がぐしゃぐしゃになるまで
考えた子はほぼいない。
この学年は、答え写してる子が
半数いるので、親御さんに一旦
どんな風にしてるのか
見てもらいたいです。


私は生徒の課題提出状況を見れば、
どんな仕上げ方をしたのかが
分かります。
小テストを見れば、
家でどう取り組んでいるのかが見えます。

4年生は、来年度カリキュラムからが
本科スタートなので、これからですが、
5年生は本当ここから尻を叩いて
ゆかないといけないなと思います。


えへへ、できなかった、と言いながら
次回猛烈に改善してくる子は強い。
出来なかった時に、
「くそー!」とか大声上げながら、
全くそれが改善されない子は
何も反省していませんし、
ただ、その週に与えられた
課題をまた同じように
それなりの態度でこなすだけ。


よく見せようとしなくていいし、
私にとってはどうでもいいことです。
なら、研究してきたら?と、
ただそれだけ。
つまらない言い訳より、
即座に改善する力を
私は評価しますし、改善も
いらないくらい即座に
身につけようとする取り組みを
評価します。

生徒は、私の目が何を見ているかを
自覚するべきです。


是非、生徒さんにブログを
見せてみて下さい。
私は、指導の中で、
もっと高い次元のやりとりを
いつも求めていますし、
その果てに、子どもたちが
実現してゆくものがどんなものであるか
楽しみにもしているのです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ