小学5年生に本日は連除法を使用した
最大公約数の考え方を指導してゆきましたが、
「先生、このやり方ってやっぱちょっと
手間がかかるような気がします。」という声が。
実際、小学生が対峙する(12,18)くらいの公約数では
連除法を使用する意味もないほど簡単ですから、
確かにそういう意見が出るのも頷けます。
しかも、この2数の差は6で、それが12も18も割れるため、
そういう面でも最大公約数は瞬時に6なのです。
しかし、一定以上数が大きくなったり、3つ以上の
最大公約数を考えるときには、やはりミスがないためにも
連除法のテクニックは必須な技術となってきます。
そうしたら、生徒が言いました。
「先生、ユークリッド互除法である程度考えて
連除法で確認したりみたいなこともできますよね?」と
生徒が言い始めました。
ー「や、ユークリッド互除法でやるなら、もう
それで最大公約数は終わってるからそれでいいんだけどね。
一応確認で割ってみるのはアリかと思うけれど。」
そして、生徒は(135,75)の最大公約数を求める際に、
「135-75=60、75-60=15、これが多分
135も75も割れるから、最大公約数!
一応確認確認っと・・・」
と、なんか教えた以上の応用をし始めました。
私が指導したのは、あくまで両者の差で
両方の数を割れるときに最大公約数として良いと
小学生が使える簡単なテクニックの話、
そこまでの簡単な理解にとどめておいたつもりでしたが、
色々気づいてどんどん応用して使っていったのでした。
この子たちにはもう1時間割いて、誤りのないように本気で
ユークリッド互除法について教えても良いかもしれないなと
そういう風に思った瞬間でもありました。
小学生っていうのは本当指導法や指導内容によって
色々に変化してゆくものです。
塾のような週に短時間しか指導しない場においても
これだけ色々考えるようになるのですから、
やっぱりどんな先生に習うかということは
子どもにとってとても重要なことなのかもしれないなと
そういう風に思います。
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