新年度に向けて。

今新年度のお便りを書いていますが、
書きながら新しい年度の考え方を
まとめています。

今年度は、塾の平均値としては
かなり伸びた年でした。
平均偏差も10以上伸び、
生徒たちからも悪くない伸びを
報告してもらう機会が増えましたが、
しかし、今個人的にはかなり大きな
課題に直面していると思っています。

それは、中の上、上の下に
甘んじる子が多いということ。

もちろんトップクラスを張る子は
少なくありませんが、人数を抱えると
微妙に「それなりでいい」と考える
子が目立つようになりました。

私が、最も危険視しているのは
そういう考え方を持つ子です。

頑張るというのは、
ファッションではありません。
ブランドでもありません。
ライフスタイルそのものなのです。

何をするか、というよりも、
どういう行動規範や
思考ルールに基づいて
学習しているかということです。

成績が微妙に伸び調子である
私立生や附属生こそ、今年は
飛躍すべきかと思っています。


「世界を取り込んでゆく力を。」


塾に通えば毎日目にする言葉。
これは、設立当初からの
当塾の教育理念です。

私は、賢い子が好きなわけでは
ありませんし、賢くない子が
嫌いなわけでもありません。

そもそも、人は学習欲を本質的に
持つと考えており、変化こそが
目的だと考えています。

今の自分とは全く違う自分に
変化するために、どう行動を
起こせるようになるか?
そこを最も重要なものと
考えます。

目や仕草を見れば、その想いが
どういうものかを容易に
推察することができます。


春休みを前に、演習時間の間に、
生徒それぞれに個人面談を
しようかと思ってます。
中1と中2の生徒について。

親御さんを通して伝えなければ
ならないことも色々ありますが、
本人たちが気付かなければ、
本人たちが考えなければ、
意味はないのです。

思えば、新しい生徒が増えて、
私と個人的に対話する機会が
少なかったことも反省点です。

4月から、一緒に頑張るぞ!と
いう気持ちを共有できるように、
親御さんとの面談のみならず、
生徒たちとも改まって対話し、
今一度、何を目指しているのか、
どうありたいのか、
どんなことに悩みがあるのか、
など、そういったことについて
話し、共有してゆきたいと思います。

何より、私が率直にその子について
どう思っているのかということについても
ぶつけてみたい想いです。
そこが一番の目的でもあります。
期待よりもできていない。
ほとんどの子がそうです。
それは、期待値が高いゆえですが、
不可能ではないと考えるからこそ、
伝えたいのです。

この塾の成り立ち、
なぜ私がここに立つのか、
どう生徒にあってほしいのか。

色々伝えられたらと思っています。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ