放っておいても、易しいものは
頭に入ってきやすいですし、
難しいものほど向き合う時間を
要するのが常です。
しかし、きちんと向き合った子には
それなりの対価が返ってくるのだな、と。
物事を表面的に、ではなく、
本質的に捉えようとすること、
課題はこなすもの、ではなく、
理解に結びつけるために
必要なものであると理解していること、
あらゆる学習への意識や取り組み方が
その子の学力を作り上げ続けます。
今できるかどうかよりも、
今できないことについて
何をできるようにしたか?
が大切であり、結局頭が良かろうが
そうでなかろうが、
取り組みが雑な子は根本的に
全体像が掴みきれないまま
輪郭がボケた知識しか得ていません。
だから、中高と、
年齢を経ていくごとに
凡庸になってゆくのです。
何か一つでも、自宅で取り組む中で
分かった!そういうことか!と
確信めいた理解に落としこむ、
その回数の連続により、
学習が上手くなってゆくのです。
だからそもそも学習時間が短いとか、
一回やってほったらかしてるとか、
そういう次元でしか学習できてないならば
成長の力は半減します。
今伸びている子は必ず、
分からなかった問題に☆マークが
ついていて、解説を読んでマーカーしたり、
ノートにもう一度解き直したり、
という動きが徹底されています。
ノートに一回完走した痕跡があり、
そこからさらに追加で
解き直した跡がある、
それが自然な学習者としての姿であり、
分かるまでやる、向き合うというのが
ライフスタイルとして確立すべきです。
特に今年の新6年生は、
現時点ではどちらにも転びそうで、
意外と平凡になるか、
あるいは能力が飛躍して
学年トップを張る逸材になるか、
分岐点を迎えています。
教材も新しくなりまして、
内容の難易度も上がってきています。
学習を見直す機会としては、
最適な時期かと思います。
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