小学6年生や中学3年生が模試を通して
感じていたことはおそらくたった一つです。
”下の学年が強すぎる。
負けるわけにはいかない。”
ということです。
うちの模試は特殊で、ランキングは
異学年合同で算出しています。
これは昨年度からずっと継続しています。
小4や中1・中2の成績が比較的良いので、
この学年はテスト範囲も狭いですから
当然ちゃんと対策をすれば小6や中3よりも
点数が取りやすいということもあるのですが、
やはり低学年には負けたくないという
気持ちが上手に働き、それが高学年を
上へと築き上げていくよい材料となっています。
結局、分かっている人や努力している人は
どんな場合も高得点を取れるということ、
満点ですら取れるということは明白で、
どんな理不尽な比べられ方をしても、
単純にテストを見直せば出来ることがあった、
もっと理解できているべきことがあったと
反省することは大いにあります。
範囲が広い、場合によっては難易度も高い、
しかしそれでもなお勝つ。
高学年の生徒への宿命として負ってもらっている
うちのしきたりというか、ルールのようなものです。
学年が上がるほど、負うものが増え、
努力しなければならない理由が増える。
当然のこととして紅人会はそう考えます。
小6でBテストを受けている生徒たちも、
「自分たちは難易度がちょっと高いテストを
受けているけど、Aテストを受けている人に
点数でも偏差値でも負けない。
それでもなお、勝つ。頑張ります。」
ということを常に言っています。
常時目標が高いのです。
小4とか中1なんかは、実にフレッシュ。
頑張ろう!という気持ちが高く、それが
範囲の狭さに乗じて高得点に繋がりがちです。
それに負けない、あたらしさに負けない力が要ります。
その新しい力に対して、
お年寄り的な、日和見なバランス感覚など、
何の役に立ちましょうか!
次回のこの異学年総合型の模試は
夏休みの終了時を予定しています。
1学期の間の授業の受け方を考え、
授業で多くの知識を受け取り、そして、
夏休みをやりきり、そして、
最高の形でまた全員が同じランキング表に
向き合いながら自分の力を確かめ、
成長を実感できるように仕掛けてゆきたいと思います。
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