努力してきた人が勝つ。

春の講座を通して、一見賢そうに

見えた生徒が、努力一徹の生徒に

負ける姿を見ました。


要領がいい子というのがいます。

しかし、それはある意味勘がいいというだけで、

本当に分かっているのかどうか、という点で

考えると脆い場合も多く、要領は悪くとも

ちゃんと分かって次の学習にいまの理解を

繋げていきながら学習を継続してきた、

”要領面では見劣りするも、ちゃんと分かっている”子に

及ばないということは大いにあるのです。


それは、問題への解答の仕方を見ていても

一目瞭然でした。授業中に解説をしたような

一糸乱れぬ合理的な解答法で

答えを導く努力の子を見て、実に体系的に

綺麗に知識を身につけてきている様を

見せつけられるような心地でした。

本当に日々の授業を大切にしてくれているな、と。

それは、日々の練磨の賜のようなものでした。

ああ、この解法は好きだ、理にかなっている・・・

と、解答へのプロセスを見ながら思ったものです。


将来的に見て、この思考の美しさ、

体系の整い方を見ると、必ず成績の逆転現象が起き、

短期決戦ごり押し派、との戦いに勝利する、

そんな未来が見えています。


このような解答を作れる子の平均的な学習時間は

日に2時間〜3時間。難問にも十分に時間を割くことができる、

そのような学習時間をきちんと取りながら

学習を進められているのです。


余裕を持って学習時間を設定し、

この時間はこれに取り組もうと意識的に

スケジューリングができているかどうか。

とても大切なことだと思います。


課題が終わるかどうか、という低い次元で

まだ学習を考えている場合、それを根本から

見直してゆくべきでしょう。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ