今日は幼稚園児の指導、
低学年の指導を経て、
5年生と中学2年生の指導がある日。
1週間では割と濃い目の日です。
幼稚園児に教えているのは
基本的には具体物による
数量認知、ワーキングメモリの
強化、図形認知の強化、
ルール思考、等々。
これは教材の作り手にしか
分からない世界ではありますが、
徐々に私の狙った能力が
育ってゆくのを見ています。
集中し始めると、たかが
幼稚園児などとは思えないもの。
大変静かに、集中して、
解決しようと試みます。
彼らの毎週の状況を見ながら、
問題難易度を変えてゆき、
ギリギリ解決できて
面白いラインを模索しながら
指導の組み立てを行います。
指導は、教材が重要。
これは、大学である先生が
言っていたことです。
ただ、教材を選ぶために
自分が何を相手に身につけさせたいか
という理念や道筋がないと、
何が達成されたかの評価も
することができません。
指導者の考え方、教材、方法。
色々な要素が複合的に噛み合って
指導全体が成立してゆきます。
それは、低学年指導も同じ。
幼いほど指導は難しいです。
連続性、体系も大切にしつつ、
実力を考慮し、教材を与えるにしても
どんな与え方をするかということを
それぞれの子に向けて考える
必要があります。
ただ、これだけは真理です。
集中している子はとても
静かなのです。
騒がないとか、そんな低次元な
レベルではなく、もう問題以外は
見えてないような極度の集中状態を
達成します。
ゾーンに入るとかいう言い方も
ありますが、幼稚園児にすら
そんな瞬間を感じることが
あるんですよね。
考えることが楽しいっていうのは
いいものだと思います。
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