読書感想文で進化しよう。

今年も、4年生コースまでは
読書感想文をガチで書きます。
賞をとりにいく、というのは
大義名分の一つですが、
一番は、自分の書いた文に
向き合う力をつけることです。

4年生は、漢字テストに付随して
必ず毎回3行以上の条件短文作成の
テストを行っています。

たった3行であっても、
作文が苦手な子ははじめは
時間内に1行も書けません。

しかし、段々筆が進むようになり、
今は3行でよいというのに、
5行も6行も7行も
書ける子も出てきており、
話を膨らませる技術が身につくと
書きたいことが飽和してくる
現象を目の当たりにしています。
しかも、ダラダラ書くのではなく、
ストーリーの骨子がしっかりと
したものが書けるように
なってきましたね。


文章は、足し算と引き算の美学です。
何を足し、何を引くと最も
効果的に自分の考えを
伝えることができるのか?
そこに美意識を感じられる
ようになると、国語の記述も
捗ってきます。

最終的なゴールは、
完璧な引き算のもとに
高度な記述問題をクリアできる
素地を作ることです。


そのトレーニングとして、
実は読書感想文はかなり良い機会。
小学生の夏や冬の課題の中では
最も不人気の課題の一つですが、
これをピックアップして、
何度も推敲を重ねて、
清書も何度もして、納得いく
作品を作り上げてゆきます。


今年はどんな作品に、
いえ、どんな個性の根っこに
出会うことができるのか
楽しみにしています。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ