地理における地名、地形の理解の意義。

私は常々、地理をやる上で
基本的な地名も地形も覚えてないのに
地理学習における基本的な対話は
できない。会話にならないなら
授業は本質的に理解できない。
と、子どもに話します。

だから、普通覚えない地名も
地形も、ガンガン教えます。
それは、情報感度を鍛えるからです。

中学生には、都道府県名や県庁所在地名すら
言えない子もいます。
こんなにぼやけた骨格に
いくら肉付けしてもたかが知れてます。
教科書を読んだときに、不意に出てくる
地名を見て、「ああね。」って
ならない読み方なんて不毛なのです。


中1は、現在世界地理の地名暗記に
勤しんでいます。
今回は、山脈、高原平原、
砂漠、半島について。
ウイニングの巻末を使ってます。

今回の出来は最悪だったので
(一人はほぼ満点でしたが)
来週土曜日に再テストです。

意味があるのか分からないから
やらない、というのは、
凡人の発想です。
勉強に何の意味があるんですか?
とか言う子も凡人。
学んでゆく中で色々調べてみて、
ああ、こんな理由があって
この地名って重要なんだな、とか、
気付ける子は天才です。

同じことをしていても、
同じことを覚えさせても、
感じ方、考え方によって
パフォーマンスは桁違いです。


たとえば、こういう暗記を
家でさせず、塾でみっちり30分
覚えさせたら、全員ほとんど
満点をとれるでしょう。
それは確実なことです。

問題は、それを家でも同じように
できない感覚なのです。
30分の本気と、数回の本気な
見直しが、できない。
だから、1位にならない。
1位になる、というのは、
絵空事ではありません。
瞬発力と行動力の問題です。

毎週ちゃんと本気でしょうか?
私は無茶な課題は出してません。
毎日学年プラス1時間、つまり、
中1でいいますと、
毎日2時間机に向かうと
全て解決できるように課題設計を
しています。

だから、今の課題はギリギリ。
課題が少ないとか言われることも
あったりしますが、
満点になってない以上、
課題が少ないのではなく、
課題に取り組む精度の問題です。
学校の課題とのバランスもありますから、
私は今の課題量はちょうどいいと
考えています。
難易度も含めて。

何をさせても満点とってきて
手に負えないような実力なら
新しいことを考えますが、
今はとりあえず、全員
完璧ではないから、1位にはならない。
考え方を、取り組み方を変えなければ
1位にはならない。

何度も言いますが、1位は
絵空事ではないのです。

1位の人はいいですよね。
1位になる人以外は、
勝手に諦めて、適当に
勉強してくれるのですから
安泰なのです。

それを脅かす革命者が、
この一年で一体何人生まれるか
楽しみにしています。

もっと本気を見せてください。
この学年は、過去最高の成績上昇率を
達成した努力家集団でもあります。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ