音訓の判読2。

前回は、漢字の成り立ちを基本として
学んだ小4。今日は本格的に
音訓識別について学び始めました。

どのような読み方が音読みで、
どのような読み方が訓読みなのか?
例外事項も多く、100%完全に
識別するのは困難です。

例えば、「絵本」。
絵については、形声文字であり、
糸が部首、会が音になります。
ここで、会は会うという読み方が
訓読みで、会釈、一期一会の「エ」や、
会議の「カイ」が音読みになるので、
絵は「エ」が音読みとなります。
また、本については「ン」が音読み
という絶対ルールから、音読みとなり、
音音読みとなるわけです。
国文法に明るくない人は、
これを訓訓読みと判断するケースが
非常に多くなりますので、
絵本はある意味、実際"読む"には
易しいですが、音訓識別には
初見殺しの熟語といえます。笑

小学生の内容といえど、
侮れない内容は多いです。
上の学年に考えさせても
間違うことはしばしば。

先にも申しましたが、
例外が多いので100%完成は
難しい領域です。
しかし、教えたルールに即して
考えれば、8割以上は正解可能です。

加えて、普段から学んでいる
漢字の問題集の音訓の部分にも
具に目を向けられるようになれば、
半永久的に音訓を正しく
学び続けられることになります。

4年の学年は、目を養う学年でもあります。
先に学ぶ内容への視点。
何をどう見たら理解できるのか?
小さなことですが、小さなことを
丁寧に理解できるということが、
先の学びの精度を上げます。
ものは、それを覚えられる以上に、
それをどんな切り口で理解しているか、
ということが重要です。

4年の学習は、上の学年の基礎をなします。
実際一番手を抜けない学年の一つです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ