知識の地図の修正。

中2は、段々と過去の内容との
兼ね合いもあって、
中途半端に理解してきた事柄を
忘れ始める時期に突入します。

これは、一定程度は仕方ないこととして
受け入れる必要が出てきます。

ここから先は、総合的な
完成に向けて、まずは
基本的な事柄の洗い直しが
必要になってきます。

勉強とは、強いて勉めると書きます。
繰り返しできることを反復して
記憶の教科に挑む時間こそが
勉強です。

学ぶ、と、勉強する、の違いは、
まさにその点にあると思います。

習得、習熟のために必要なのは、
ほとんどが勉強する、の方の時間。
できることをドリル的に繰り返す
やり方の方です。


関連することですが、
避難訓練を、英語では
evacuation drillsといいます。

どんな切迫した局面でも
同じような行動がとれるように
機械的に繰り返す演習こそが
ドリルなのです。

普通解けるでしょ、って問題で
簡単に間違う子は、根本的に
基本のドリルが足りないのです。

分かりきっていることを
当たり前に、論理的に反復する
安定的な思考手順を
ふめていないのです。
当然意味を理解していなければ
ならないのですが、
理解が追いついていなくとも
身体化するレベルで習得していれば
対応力は増してゆきます。


賢くなるための手順は二つ。

そのうちの一つはドリルです。

もう一つは、未知を打開する、
時間をかけて理解する学びです。

そして、大多数は前者が欠けてます。
特別な学習法とかはなくて、
根本的に、まずは
量を重ねて、出来ないことを
無くしてゆくほかありません。

つまらないことに、価値を
見出せる子は強いです。
真の意味で、勉強という行為に
価値付け出来ている子は
実は多くはないのかもしれません。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ