子どもが苦手な音訓。

国語科の文法指導の際に苦労するものの一つに、

漢字の音訓の指導があります。


何が音読みで、何が訓読みなのか分からないー


今日の課題提出状況を見ても、

やはり音訓の問題の間違いが多く、

以前授業はしましたが、依然として

苦労しているということが分かりました。



原則的なところを超えてしまうと難しいのですが、

比較的汎用性の高い、子どもにも捉えやすい範囲で

識別方法を説明するときには、次のようにします。


原則1「ンと、小さいヤユヨが入る漢字は音読み」

これは間違いなく音読みなので、本など

よく間違う訓読みにしてしまいそうな字を間違いなく

音読みであると考えさせることができます。


原則2「一個しか読み方がない漢字は音読み」

漢字は外国から入ってますので初期設定が音読みで

ある確率が非常に高いのです。

和製の漢字(畑など)は例外になりますが、

肉、県、区、駅など、こういった漢字をささっと

音読みに分類することができます。


原則3「形声文字の音の部分の読み方は音読み」

絵など、訓読みにしてしまいそうな漢字がありますが、

”会得”などの漢字を習得済みであれば、それを音読みと

断定することができます。


あとは、音読みっぽいか訓読みっぽいか、

何種類か読み仮名を振って考えるという感じに

なるでしょうか。



今日は、原則1を完璧にしてもらうために、

小テストの問題を全てンが入るか、小さいヤユヨが

入るかの問題に限定して、ルールの一つを確かな識別の

目として自宅に持って帰ってもらう用意をしました。


自分にとって確かな知識・ルールがあれば、

少なくとも迷うポイントを限定していくことができます。


小テストも、授業の一つ。

それぞれに仕掛けを作っています。

kojinkai

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