小・中学生の独歩。

小中学生問わず、

自分で学ぼうという独歩の姿勢が

見られるようになってから、

その子が何をどう分かっているのか

だんだんと見えにくくなってきて、

教える内容が思った以上にすっきりと

理解されてしまったりして、

全体把握に苦戦するようになりました。


私はとにかく”分からない前提”で話す他なく、

退屈であっても基本の動きをしっかりと

私と同調させてもらい、思考の再整理を

してもらうことに努めます。


全体の把握は難しくなりましたが、

おかげで指導自体は目的がハッキリとして

楽になった面もありました。


「これ、分かるけど、そう考えたら

もっと分かりやすいんだ〜!」


っていう授業のやりさすさといったら

これ以上のものはないです。

全部を全部教え切らなくてもいいと

私も割り切れるようになってくると、

それだけ面白いことを授業に仕組んで行こうと

企み事も計画できるようになります。


授業レベルを引き上げるのは、子どもたちの

習熟度合いに他なりません。

できない・やっていない子に贅沢な指導は

できはしないのです。



5年生の子に言われました。

「先生、理科はとりあえず今はいいよ。

自分で家でやれる。ていうか、毎日やってる。

算数と国語と社会を今はしたい。特に算数。」

と言われて、個人的には感動しました。

「でもね、模試の前とかになったら、

理科の大切なポイントとかも聞きたいな。」

って言葉も印象的でした。

分かっていること以上に大切なことがあれば、っていう

私への挑戦とも受け取れますが、そういうことで

5年生の理科の授業については私も把握したのです。

こういう提案をしっかりしてくれるのも、

全体で議題に出した時に頷いてくれるのも、

この学年の強みだなと思いました。



うん、最近は全体としてとっても好調。

みんな頑張っているんだなぁということが

日頃から感じられて、私も工夫をしようという意識が

日々働いています。


いいメンバーに支えられて、いい環境が

作れていることを実感します。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ