難関受験対策@小5

土曜日午前中の難関受験対策指導も、

実はじっと進められています。


今は予習シリーズの4年下から

爆走しています。ちょっとした

やり直しの時間を取ることにしたのです。


内容的には5年上まで終わっていましたが、

生徒に言われてしまったんですね。


「俺、自分ですごいスピードで解けてる問題以外

自分一人でできている感じがしないから、

もう一回ちゃんとやり直して完璧にできてる

状態にしたいです。」と。


まあ、的を射ていますし、

半年分くらい遅れても、しっかり基礎を作れば

半年を2ヶ月とか3ヶ月で補うくらいの、

遅れを容易に取り戻す実力を持っていると

確信して一旦復習に戻ったのです。


この子を指導していて驚くのは、その頭の回転です。

もはや私より計算速度が速いですし、

考え方それ自体もなんかどうやって考えてるのか

分からない時があります。

説明を聞いて、ああ、そうなのか、と

やっと分かるということもあります。


事実、現5年生が10分くらいかけてようやく

考え方がひらめくような問題でも、その子は

たった5秒で解答をしてみせます。

この子は本気を出すともっともっとすごいのではないかと

いつも思っているのですが、なにぶん幼い・・・

まだ私に抱きついてくるくらいの少年です。

もっと本気出してくれるといいのですが、

まだ瞬発力と感覚頼りで、努力が足りません。

それでも上位でいられているからいいものの、

これから先は感覚だけでは足りなくなるでしょう。


低学年から能力が高い子の失速する要因は、

感覚にかまけるという点が大きいです。

そして、それまで差をつけていたと思っていたのに、

途中から浮上してきた生徒にあっさり負けて

自信を失ってしまうという点にあります。


だから、極力偏差値とか見せないようにして、

内容を楽しむことに時間を割いてきました。

低学年から偏差値を見せて、優れていると

評価するとろくなことはないのです。


しかし、ここからはしっかり数字も

上げていくことを意識しなければいけません。

本当に楽しいのは、気持ちが乗ってきて

数字として客観データが溜まってくる

これからのことなのです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ