今通っている西高生は、通常学校でも結構な量の課題が出題されていますが、それに加えて英語だけは追加課題を課しています。理屈はこうです。
「どうせ、課題やってる中で考え込んじゃうタイミングとかあって、気づけば時間が過ぎていることがきっとある。だから、自分の課題を行う前に15分〜30分くらい習慣的なトレーニングを挟んだところで、意外とやれる量は変わらない。そして、こういうところに自主練を突っ込んでいかないと、物理的にやる量も増えないし、人より秀でることはできないんだ。」
実際、これは中学生にも当てはまります。何かをやらなきゃいけないというときに、先にやらなければならないことばかりが頭にあって、それをなんとかするうちにそれに何分かかっているのかを意識せずに時間が過ぎていくことがあるでしょう。だから、基礎トレはやるべきことの前に、前に押し込んでいくのです。優先順位が高いものから取り組むという言葉もありますが、優先順位が高いものだけに時間を取られても仕方がないのです。
電車通学とかであれば通学時間を使って基礎トレの時間を補うことができますが、自宅通学であればどうしても学校から帰宅して勉強を始めるまでに基礎トレの時間が欠落しがちです。経験値を上げるのに、いきなり強すぎるボスを相手にするでしょうか。いいえ。ほどよい強さで、倒して経験値も多くもらえる敵を倒しまくるでしょう。
周回速度が命です。まずは速さ。受験は、処理速度が高い方が有利です。それだけで勝てるわけではありませんが、出来るものを出来るだけ速く、というのは常に意識の中に置いておいて欲しいですし、そうせざるを得ない物理的な量のプレッシャーの中で、自分を磨いていくべきだと思います。だから、優先順位が最も高いからといって、それをあえて後に置いて先に基礎トレをするような、そういうルーティンはあっても良いのだと思います。
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