迷いがなくなるまで。

 ”これでいいんだ”と確信した時の迷いない状態。この状態にいるときに、人は最も勉強が楽しいと思え、万能感すら覚える瞬間となるでしょう。

 

 ”一瞥して瞬間的に、何が正しいのかが分かる。”

 

 それが、「出来る」ということです。問題を見て解答に取り掛かるまでの時間が全てであり、そんな問題をどれほど増やせるのかということが基礎を為すということは明白です。

 

 そして、あらゆる面でそう思えた時点で、”解決する”という次の次元に到達します。”今、自分は限りなく基礎が確立している。だから、どんな新しい問われ方をしても、こんな風に考えれば大体のことが上手くいくことは知っている。けれど、もし答えられないものがあるとすれば、それを知りたい。それをどういう風に解決していけばいいのか、考えて・・・最後は自分が勝つんだよ!!!”って、それが一番楽しい状態の、素の自分と問題との対面の瞬間です。

 

 『進撃の巨人』という漫画を生徒たちに影響されて読み始めましたが、よくアッカーマン家の「リミッター解除」の話を生徒たちにはします。読んだことない生徒には、長期休みを期に漫画丸ごと読ませたいですね。感覚が共有されるからたとえ話もうまくいきますし。グロイので中学生以降になるかもしれませんが。名作なので、読んだことない方も是非是非。

 ちなみに、考察ではアッカーマンとは”アッカーマン関数”から来ているのでは?ということも言われています。正の数に対しある関数は、与える数が大きくなる(4以上)と、突如として爆発的に量が大きくなるという関数らしいです。私は詳しくは知らないのですが、プログラミングに通ずる方のページでよく紹介されていました。

 

 話は逸れてしまいましたが、まあリミットが解除されるまでやってみるっていうのは、このような関数を代表させずとも大切なことです。しかし、似たようなことはあるかもしれないなと、生徒の学習風景を見ながらいつも思うことなのです。

kojinkai

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