全学年を通して大切にしているのは、
授業導入時の定義の説明です。
それがどういうものなのか?
ということを出発点にして、
それを全ての説明の起点にします。
最もスッキリとした理解に
届くためには、細かな言葉の
意味の説明は欠かせません。
小テストでも、そこを中心に
よく問います。
小5地理は漁業を終えました。
大陸棚とは何か?
排他的経済水域とは何か?
潮目とは何か?
栽培漁業とは何か?
これでもか、というくらいに
記述方式です。
社会科は本来、記述可能である
状態こそが完成形であり、
問題集に答えるとか、
空所を埋めるとか、
そんな次元で学んでも
本当のところに近付けません。
常に疑問を持ち、
説明ができる次元で
理解できるということが
重要なのです。
それに至るには、
「地理的な思考法、視点」あるいは、
「歴史学的な思考法、視点」の
基本のようなものが身に付いている
必要がありまして、小学生期から
問題集しか解かなかった子は
結構中学以降も苦戦をします。
小テストや総合テストは、
文を隅々まで読むこと、
要点となる言葉は説明が
できる状態まで理解すること、
これをできることによって、
得点が可能になるように
テストを作っています。
頑固な子はなかなか自分の
下手くそな学習法を曲げられずに
成績が上がりにくい状態になります。
頭の柔らかい柔軟な小学生期こそ、
学び方の基礎を掴むよい時期です。
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