復習の練度。

歴史の小テストの対策風景を見ると、
その子が何に重きを置いて
学んでいるかがよく分かります。

対策が上手い子は、
大抵文章をよく読み、
ストーリーとして歴史を
理解しています。

対策が上手くない子は、
授業の総点検ばかりをやり、
文章をよく読みません。

そして、最も対策できている子は、
独自にまとめノートを作り、
完璧に仕上げており、
見直しをするにあたって、
授業資料、総点検、自分のノートの
3つを繰り返し比較して眺めます。

勉強は、これだけしていればよいという
ものはなく、読み込み、まとめ、
整理し、解釈し直し、自分の
知識として落とし込んでゆく
プロセスが重要です。

今日は改めて口酸っぱくいいました。
「問題を解くのは、あくまで
きっかけに過ぎない。
分かるためには読まないといけない。
読むことを通して勉強は始まる。
問題集しか解かない人に
上位に立つ子は見たことがない。」

中学に上がってからも、
教科書を読まない子は
高が知れています。
賢い子ほど有効に教科書を
読み込み、活用します。
あるいは、配布された資料を
読み込んでいます。
意外なほど、教科書を読む
頻度が高いのは上位層に多いのです。
読むことを通して学ぶという
基本的な習慣が
身についているからです。

本当のところを言うと、
本気で勉強できる子は
問題集を解かなくても
8割以上を理解してしまいます。

最終のテスト対策で問題を
解くことによって、覚えていないことや
章ごとの要点を確認して
落とし込むことで、それを
9割10割にもっていきます。

問題集しか解かない子は、
大抵トップには立ちません。
知識が「問題集レベル」で
止まるからです。

長期休みなど、問題集を
連打して完全習得する
徹底演習期を除けば、
基本は習ったことの読み込みが
重視されるべきです。

解くというのは、あくまで
日時学習にとっては
補足的な位置付けに過ぎません。

テスト対策、入試対策とは
また別のものなのです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ