足りないものは何か。

6年生は模試を終えました。
今回模試の難易度は少し
上がっていたかな?と
思っていましたので、
実際の結果はどう出るか
まだわかりかねますが、
成長点も課題も同時に
理解できる有意義な模試でした。

今回良かった点は、
理科や算数で思ったよりも
失点が少なかったことです。

理科は比較的満遍なく
それなりの問題が並んでましたし、
算数も、割合、速さ、図形と
並んでいましたので、特に
これまでの算数が苦手だった子は
下手をすれば40点台もありえた
かもしれないと思っていました。

しかし、心配していた子たちも
春休みを経て成長していたようです。

親御さんの目からはそれが
どのような成長かはなかなか
もしかしたら掴みにくいかもしれませんが、
論理立てて思考しようという
判断力がきちんと備わりつつあり、
適当に思考して解いた問題が
かなり減っているんです。
途中先や書き込みを見たら
それはすぐにわかります。

では、足りないものは何か?

それは明らかなことです。
課題をやりっぱなしにしないこと。
もう、それだけでほとんど
全てのことが解決されるはずです。

分からないことをそのままにする、
解説も読まずに答えを写す。

早く勉強を切り上げて
他のことをしたいからとか、
分からないから今度聞こうとか、
いろんな理由はあると思いますが、
結局同じ間違いをしないように
その場その場で全部解決しないと!
というせっかちな感覚が
あるからこそ伸びるのです。
どんな手段を尽くしても、
今日、今、この瞬間に
理解しなければという
切迫感が要ります。
6年生になるというのは、
それを備えて自分を超える
時期でもあるのです。

それが、例年より遅い子が多い。

素養は十分ですが、
元々不器用な子たちが多かっただけに、
努力量は人を上回らなければ
なりません。

しかし、その克己の精神が
完全に自分のものとなった時、
この子たちは化ける存在になります。

努力の仕方を知り、自分を超える
術を知るというだけでも、
十分な体験です。

下手に才能を持て余して
努力の仕方を知らずに
過ごしてきた子よりよっぽど
よい人生を送れると思います。

ここから先は、とりあえずは
目標が一旦具体化しますので、
それに向けてガンバらことになりますが、
いつも大切なのは、目の前のことを
理解しこぼさないことです。

毎日勉強することは、
悪くはありません。
勉強=嫌なもの、大変なもの
と教え込まれているのであれば
仕方ありませんが、
新しいことができるようになるのは
単純に気持ち良いですし、
そんな価値観で柔軟にいきてゆける
子どもたちであってほしいと思います、

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ