小学6年生は、第一次世界大戦中の
日本国内の政治について。
大正デモクラシーについて
護憲運動をテーマに話しましたが、
犬養毅という人物がここで出てきます。
断片的に語れば、ここからいきなり
五一五事件に飛んで、この人は誰?と
なりがちになり、軍縮会議や
日本の国内軍の政府批判の話も
深く感じ得なくなってしまいます。
ここの内容では、犬養毅を
語らざるを得ないのです。
犬養毅は、もと新聞記者であり、
その後は大隈のもとでブレーンを経験。
文部大臣を経て、後に総理大臣となります。
世界恐慌の頃にも総理を
経験していますが、当時の年齢は
およそ80を数えます。
その3年後に五一五事件となりますが、
彼の語った「話せば分かる」という
言葉は非常に有名でもあります。
そのような内容を熱く語り、
それまでさほど犬養毅に興味を
持っていなかったかもしれませんが、
私はこの授業である程度燃え尽き、笑
満足をしました。
指導者が何に重きを置いて語るかで、
子どもたちの理解の仕方は
結構変わりますね。
内容は毎年そんなに変わらないのに、
毎年子どもたちに与える情報の質は
変化してゆき、それは私自身の
歴史の受け取り方の変化とも
言え、そういうのを自分で
感じるのも楽しい時間となっています。
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