中学3年、附属生たちは
二次方程式の解法をマスターしてゆきました。
本日の1時間の内容で、全ての
二次方程式を解くことができます。
また、今回はとても重要なことですが、
公式の証明に関する話をしました。
うちは、点数を取らせることよりも、
将来進学校に進む子ばかりですから、
先々にも共通して重要と思われる
学びの視点を共有することを
目的に指導を行っています。
実はこれは最近高校生にもよく
話をしていることです。
公式だけ覚えて、それがなにゆえ
成り立っているのかということに
目を向けないケースがあります。
たしかに、そこをすっ飛ばしても
公式を使えば解けますが、なぜ
使えるのか分からなければ、
それは論理的な思考の破綻ではないか?と。
そして、道具の原理が分かっていないと、
道具が誤作動を起こしたり、
その道具を使って新しいことをしようとしても
何をしたら良いのか分からず
立ち往生してしまうでしょう。
あ、そういうことか!
あ、それだけなのか!
この感動を味わう要素が、
教科書の中にもたくさんあります。
教科書には公式の証明が全て
掲載されているのです。
教科書から学ぶべきなのは、
例題とか基本問題もそうですが、
むしろ使う公式がどういう原理に
なっているのかじっくり考え、
自分のものになるまで向き合い、
そんな視点で問題を解くという
ことなのではないでしょうか?
同じ教科書を使っても、パフォーマンスが
異なるのは、これが原因ではないか?と。
問題集など、何を使ってもそんなに差はなく、
それなのに差が開き続けるのは、
そもそも教科書を見るときに見ている場所が
違い、考えていることが違うからです。
物事は論理的に、緻密に思考すべきです。
その意味で、公式の成り立ちにしっかり
目を向けて、納得できるまで
向き合うことは大切です。
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