しばらく賢い学年が続いており、
とにかく効率よく与え続けることを
主として指導をしてきました。
これは、効率よく結果を出すために
必要なことでした。
現に、近年の合格実績は
連続で良い結果が出ており、
進学後も合った学校に進学し、
ハイパフォーマンスで先生を
驚かせるほどの人材を
多く育成してきました。
しかし、その指導は万人には
通用しないのが常であり、
またしばらく、個々の努力シフトを
することになりそうな学年が
連続しており、その片鱗は
今年の新高1の中から少しずつ
表れていたように思います。
新学期は、方針を固める良い機会です。
今年は中学部は
どの学年も、結構勉強苦手な子を
含んでいます。
しかし、結果は最大化したい。
努力できることは、子どもの
性格や授業を受ける姿からも
理解しているつもりです。
小学生の時の学びの姿を
見てきているからです。
従って、私から直接やることを
指示することを最小化し、
日々連続的に取り組むべきことを
とにかく継続してもらうことを
主として指導内容を組み替えました。
もちろん、難関受験をする子には
細かく指示を出しますが、
一律にこれをしましょう、という
指示は極力減らしました。
どれくらい減らしたかというと、
従来の1/3くらいか、もっと
少ないか、といったところ。
しかし、日々の学習、という
新しいテーマを課題に課し、
チェック回数、アドバイスの回数、
質問対応の頻度を増やして、
学習量、復習量を今まで以上に増やし、
主体的に身についていないところを
発見して学習してもらうスタイルへと
変更をしてゆきました。
模試もある程度終わり、
今日は中2の学年に新しい方針について
話をしてゆきました。
明日は中1、明後日は中3と、
新しく始まるスタイルに早期に
順応してもらえるように、
丁寧に時間を使ってゆきます。
大分学習スタイルも変わり、
振り返ってみる、という
動きが以前より見られるように
なると思います。
これに合わせて、数学などの
授業進度についても再考し、
私立だろうが公立だろうが、
「カリキュラムの終わりは中3の11月」
という方針に切り替え、
以前よりややゆったり
進めてみようと思いました。
それでもやや早いのですが、
以前より2ヶ月終了時期を
遅らせたのは、復習にもっと
時間を割いてもらい、
定着を確実にしてもらいたいからです。
これに伴い、しっかり定着させたい
内容がある場合は、時間をかけて
そこに取り組むような自由な
編成が可能となり、
幅広い子が結果を出せるような
カリキュラムになると思います。
うちに通ったから、
勉強の仕方がわかった。
うちに通ったから、
勉強に対して努力する意味を
理解できた。
うちに通ったから、
勉強が楽しくなった。
そう言って、笑顔で
次のステップに踏み出して
欲しいから、毎年方針、抱負を
新学期に整え直しながら、
私も新しいことを考え、
一人一人の学びの姿、表情、感情を
おもっています。
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