全部を究める姿勢。

「なぜ、先週研究して欲しいと言った
内容を完璧にしてこなかったんですか?」

小6は、小テスト後から
鋭くツッコミを受けます。

意識的に、中学受験期よりも
要求水準を上げており、
それをしっかり実感して欲しいので、
語気も上げてゆきます。

この学年は珍しく、平均値の高い
学年に育ちました。
あまり目立ってできない子がいなくて、
努力次第で変化しうる可能性の
ある子ばかりです。

一方で、きちんと努力しなければ
平凡なところで終わりかねない
危険性を孕んでいる学年でも
ありました。
しっかりねじを締め切る
必要があります。

来週完璧になっていなければ、
恐らく一回めちゃめちゃ叱ると思います。
その場で授業を中断して、
研究させると思います。

一回分授業進度が遅くなるので
あまりやりたくない方法ですが、
あまりにも緩ければ、
締めないままゆるゆると
やってゆく方が危険です。

私はほとんど怒らない、叱らない
指導者ではありますが、裏を返せば
それは、最後の手段を使わずとも
言葉で気付いて欲しいと
思っているということです。

しかし、危機感なく環境を
甘く見ているようならば、
一度緊張感を持ち直してもらうのも
方法の一つとして心得ています。

ただ、これは本当に最終手段で、
人は、言葉を受け取り、判断して、
相手の真剣さを理解して、
論理、理性で語られる言葉の
重要性こそをすぐさま理解して
行動に移せるような人間で
あって欲しいというのは、
指導者としての私の気持ちです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ